日々、重荷をになわれる主
- 詩篇68:19~35 -
[インマヌエル 上巻.1-26]
[詩篇68:19~27]「19 ほむべきかな。日々、私たちのために、重荷をになわれる主。私たちの救いであられる神。セラ」 19 ほむべきかな。日々、私たちのために、重荷をになわれる主。私たちの救いであられる神。セラ 20 神は私たちにとって救いの神。死を免れるのは、私の主、神による。21 神は必ず敵の頭を打ち砕かれる。おのれの罪過のうちを歩む者の毛深い脳天を。22 主は仰せられた。「わたしはバシャンから彼らを連れ帰る。わたしは海の底から連れ帰る。23 それは、あなたが、足を血に染めて、彼らを打ち砕くために。あなたの犬の舌が敵からその分け前を得るために。」 24 神よ。人々は、あなたの行列を見ました。聖所でわが王わが神の行列を。25 歌う者が先に立ち、楽人があとになり、その間にタンバリンを鳴らしておとめらが行く。26「相つどうて、神をほめたたえよ。イスラエルの泉から出た者よ。主をほめたたえよ。27 そこには、彼らを導く末子のベニヤミンがおり、その群れの中にはユダの君主たち、ゼブルンの君主たち、ナフタリの君主たちもいる。」
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日々、私たちの重荷をになわれ、私たちを救ってくださる神に、聖徒である私たちがすべきことは、日々感謝して賛美することである。
1. 重荷を負っている人
- 私たちの人生は、この地上で人生を生きていく時、重荷を負って生きていく。
[マタイ福音書11:28]「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」
(1) 詩篇68篇を書いたダビデも、労苦と重荷を負って生きた人生だった。
① 彼は王になった。権力の頂点に立つと安らぐと思ったが、そうではなかった。
② 彼の生涯の中で最も多く起こったことは戦争だと言える。
③ 彼は罪深い人間の欲望による罪の重荷を負って苦しんだこともあった。
(2) 今日、現代を生きている人々は皆、重荷を負って生きている。
- 自分で解決できないことが私たちが負った重荷である。しかし、私たちが重荷を負って耐えきれずに倒れる時、主がその重荷を負ってくださる。
① 生存競争、戦争のような競争(重荷)の中で人生を生きる。
② 人間関係の中で葛藤し、重荷を負って生きていく。
③ 絶えず罪との霊的な戦争の中で重荷を負って生きている。
2. 日々私たちの重荷をになわれる主 (詩篇68:19、本文)
(1) 神は愛に満ちた方なので、私たちの重荷を負ってくださる。
① 「また、荒野では、あなたがたがこの所に来るまでの、全道中、人がその子を抱くように、あなたの神、主が、あなたを抱かれたのを見ているのだ。」 (申命記1:31)
② 「主は羊飼いのように、その群れを飼い、御腕に子羊を引き寄せ、ふところに抱き、乳を飲ませる羊を優しく導く。」 (イザヤ書40:11)
(2) 神は忠実であるため、日々変わることなく私たちの重荷を負ってくださる。
① 詩篇68篇には、神の保護を受けたイスラエルの歴史が記録されている。
② 日々、私たちの重荷を負ってくださるのは、私たちの神である。
(3) 神は能力が多いから、どんなに重荷でも負うことができる。
① 神は宇宙万物を創造し、摂理される方である。
② 神はすべての国を治める方である。
③ 神は御子に私たちの重荷を負わせた方である。
3. 主に感謝し、賛美しなさい。(詩篇68:3-4, 33-35)
(1) 私たちの重荷を負ってくださるとき、私たちがすべきことは感謝し、賛美することである。
① 「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。」 (ピリピ書4:6)
② 「すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。」 (テサロニケ第一5:18)
(2) 神の約束を信じて、私たちの重荷を主に委ねなければならない。
- 日々、私たちの神が私たちの重荷を負ってくださる。だから、「ほむべきかな。日々、私たちのために、重荷をになわれる主。私たちの救いであられる神。」 (本文)
① 多くの人が重荷だけを見て、ただ不平を言っている。
② 私たちの重荷を負ってくださる神を見つめながら、感謝し、賛美しなければならない。
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+ 私たちは日々不足しているが、私たちの不足を神に告白し、私たちの贖いのために死んだ子羊イエス・キリストの血の泉で不足と罪を洗い流される。
+ 神は自分の民に力を与え、その敵を完全に打ち負かすことができるようになる。サタンと悪霊と邪悪な者たちは私たちを倒そうとするが、神は私たちを助け、力を与えてくださる(28、35節)。自分の罪を心から悔い改め、救い主イエスだけを信じて頼る者は、力を得て、敵に完全に勝利する。28節「神よ。御力を奮い起こしてください。私たちのために、事を行なわれた神よ。御力を示してください。」、35節「神よ。あなたはご自身の聖なる所におられ、恐れられる方です。イスラエルの神こそ力と勢いとを御民にお与えになる方です。ほむべきかな。神。」
+ この世の王国は神を歌い、賛美すべきである(19、26、32節)。32節「この世の王国よ。神に向かって歌え。主に、ほめ歌を歌え。セラ」。私たちは、私たちに救いと勝利を与えてくださる神を賛美しなければならない。