私たちと共におられる神
- ヨハネ福音書14:16-17, マタイ福音書1:23 -
[インマヌエル 上卷.1-16]
[ヨハネ福音書14:16-17]「16 わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。17 その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたはその方を知っています。その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです。」
[マタイ福音書1:23]「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。)」
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1. イエスがこの世に来られる以前の時代
(1) 人間を神のかたちに創造された。(創世記1:26~27)
+ 人間は神と交わりができる存在である。
+ 神の命を持つことができる存在である。
+ 神を知る知恵と知識を持つ存在である。
(2) 神は自分を創造者、全能者として示された。
+ アダムとその子孫の時代に (創世記1-5章)
+ ノアとその子孫の時代に (創世記6-11章)
+ アブラハムとその子孫の時代に (創世記12-50章)
(3) 神は「わたしは、『わたしはある。』という者である。」と仰せられた。
+ モーセの時代に (出エジプト記3:14)
+ イスラエルの国と諸国に
2. イエスがこの世に来られた時代
(1) 処女マリアの体に受胎され、人間の体でこの世に来られた。
+ 預言者の預言(イザヤ書7:14)
+ 天使の告知 (ルカ福音書1:26-38)。
(2) ダビデの子孫であるヨセフの息子で、兄弟たちと共に成長した。
+ 幼子期 (ルカ福音書2:40)
+ 少年時代 (ルカ福音書2:42-52)。
+ 青年時代 (マタイ福音書13:46、使徒行伝1:14)
(3) イエスはご自身を神の子、キリストとして示された。
+ イエスは「イインマヌエル」である。(イザヤ書7:14、マタイ福音書1:23)
+ 神の栄光を示された。(ヨハネ福音書17:1-4)
+ 神の国のことを教えられた。(使徒行伝1:3)
(4) 聖書に預言された通り、十字架につけられ、三日目に復活することを約束された。
+ 「もうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられる。」(ヨハネ福音書14:16)
+「わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」(マタイ福音書28:20)
+「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」(使徒行伝1:8)
3. イエスが復活昇天された後の時代
(1) イエスが昇天された後、助け主の聖霊をこの世に遣わしてくださった。
+ 昇天される前に約束された。(ヨハネ福音書14:16、使徒行伝1:4-5)
+ その約束が成就された。(使徒行伝2:1-4、14-21)
(2) 弟子たちといつも共におられ、聖霊の力によって働かれた。
+ ペテロに (使徒行伝4:8、11:44)
+ ステファノに (使徒行伝6:10)
+ ピリポに (使徒行伝8:6、26)
+ バルナバに (使徒行伝4:36-37、13:2)
+ アナニアに (使徒行伝9:10)
+ サウルに (使徒行伝9:17、13:9)。
(3) 教会の頭となり、暗闇の勢力からご自分の民を守られる。
+ キリストは教会の頭となり、聖徒はキリストの枝となる。(ローマ書7:4、エペソ書5:30)
+ 教会を真理の中に導き、キリストの栄光を現わす。(ヨハネ福音書16:13-15)
(4) 今日も助け主である聖霊がいつも私と共にいて教えてくださる。(ヨハネ福音書14:16)
+「父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。(ヨハネ福音書14:16)
+「助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。(ヨハネの福音書14:26)
+ 聖霊は、イエス・キリストを信じて受け入れる者に宿っておられる。(ヨハネ福音書1:12、Ⅰコリント3:16)
+ イエス・キリストの名によってバプテスマを受け、罪の赦しを受けると、賜物として聖霊を受ける。(使徒行伝2:36-39)
[使徒行伝2:36-39]「36 ですから、イスラエルのすべての人々は、このことをはっきりと知らなければなりません。すなわち、神が、今や主ともキリストともされたこのイエスを、あなたがたは十字架につけたのです。」37 人々はこれを聞いて心を刺され、ペテロとほかの使徒たちに、「兄弟たち。私たちはどうしたらよいでしょうか。」と言った。38 そこでペテロは彼らに答えた。「悔い改めなさい。そして、それぞれ罪を赦していただくために、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けるでしょう。39 なぜなら、この約束は、あなたがたと、その子どもたち、ならびにすべての遠くにいる人々、すなわち、私たちの神である主がお召しになる人々に与えられているからです。」