ヤベツの祈り
- 代上4:9-10 -
「... またヤベツがイスラエルの神に、「どうかわたしを祝福して、わたしの領土を広げ、御手がわたしと共にあって災いからわたしを守り、苦しみを遠ざけてください」と祈ると、神はこの求めを聞き入れられた。」(代上4:9-10)
神様からの祝福によって素晴らしい人生を過ごしたいのか?そうならば、神様だけがあなたに与えることの出來る豊かな祝福を求めよ。あまり知られていないが、聖書に記 されているヤベツの祈りを通して、神様の祝福と力と助けはどのようなものなのかを学んでみよう。
1. ヤベツは短い祈りで大きな祝福を受けた。
⑴ ヤベツは短い祈りで祝福を受けた。(代上4:10, 本文)
⑵ 系図に載っている人物である。
⑶ 限界に左右されない人生であった。
「⑵ヤベツは兄弟たちの中で最も尊敬されていた。⑶母は、「わたしは苦しんで産んだから」と言って、彼の名をヤベツと呼んだ。」(代上4:9)
2. 私たちはどのように祈れば良いのか?
⑴ 心から祝福を祈ろう。 - 「どうかわたしを祝福して」
① 祝福は些細なものではない。
- 聖書で「祝福」の意味は、人間の力では得ることのできない超自然的なもののことである。神様に祝福を祈ることは、私たちが自力で得ることができる何かをもっと要求することではない。神様だけが与えることの出來る驚くべきもの、無条件的なものを求めることである。 <參照; 箴10:22>
② 祝福してくださるのは神様の本性である。
-「命のある限り、恵みと慈しみはいつもわたしを追う。主の家にわたしは帰り、生涯、そこにとどまるであろう。」(詩23:6) <參照; 詩34:8, 67:7, 創5:2>
⑵ 神様のための遠大な人生を望み祈ろう。- 「わたしの領土を広げ」
① 広い領土を祈ることは、奇跡を要請することである。
- 私たちの意志と自分の弱さに神様の御心と力が臨むとき、私たちの領土は段々と広くなるだろう。
<Bruce H. Wilkinsonの言葉>
「私が経験した驚くべき奇跡は、神の国が拡張しますようにと祈るときにいつも起こり始めた。... 私たちの力では成し得ない神の御計画に飛び込んで行く時、私たちは奇跡を起こされる主よ、私を用いてください、より多くの働きができるようにしてください。という切な祈りをするようになる。... 神の日程を自分のスケジュールよりも優先し、そのために努力するとき、神はいつも介入される。」
② 神様の霊によって導かれよう。
-「「これがゼルバベルに向けられた主の言葉である。武力によらず、権力によらず、ただわが霊によって、と万軍の主は言われる。」(ゼカリ4:6)
⑶ 神様の御手の助けを求めよう。
-「御手がわたしと共にあって災いからわたしを守り、苦しみを遠ざけてください」
① 主はその御手によって私たちを助けてくださる。
「勢いを与えてあなたを助け、わたしの救いの右の手であなたを支える。」(イザヤ41:10)
② 主は私たちを艱難から救い出し、恐れを拭い去ってくださる。
「恐れることはない、わたしはあなたと共にいる神。」(イザヤ41:10)
3. ヤベツの祈りに倣おう。 -「神はこの求めを聞き入れられた。」
⑴ ヤベツの祈りを自分の祈りに取り入れよう。
⑵ そして神様の恵みとその御手の助けに頼ろう。 <參照; 詩69:33, 147:11>
神様に捧げられたヤベツの祈りはその通りにかなえられた。ヤベツに祝福があった。
- 彼の領土は広くなった。そして艱難から逃れ、恐れも消え去った。
- 私たちも祈りがかなえられるように、いつも神様に喜ばれる祈りをしよう。