主を呼び求める人々
- Ⅱテモテ2:22-26 -
「若いころの情欲から遠ざかり、清い心で主を呼び求める人々と共に、正義と信仰と 愛と平和を追い求めなさい。愚かで無知な議論を避けなさい。あなたも知っているとお り、そのような議論は争いのもとになります。」(Ⅱテモテ2:22-23)
ある無期懲役囚が監獄で祈った。- 「私の生涯が主に喜ばれる事を成し遂げるもの でありたいです。自分の生活態度が主に喜ばれるものでありたいです。私は罪と過ち に染まった人生を送りました。だから主の御心を悟って悔い改めます。」
主に喜こばれる日々を送るためにはどうすれば良いのだろうか?
<参照; 讃美歌「主の心に倣うもの……」>
1. 自分の心を清くする。
⑴ 主と共に十字架に架けられ死んだことを信じ認める。
「生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きてお られるのです。わたしが今、肉において生きているのは、わたしを愛し、わたしのた めに身を献げられた神の子に対する信仰によるものです。」(ガラテ2:20)
⑵ サタンの誘惑によって肉体の業に捕らわれないように注意する。
<参照; Ⅰコリン3:1-3, Ⅱテモテ2:14-19, 24-26, Ⅱコリン11:14>
「肉の業は明らかです。それは、姦淫、わいせつ、好色、偶像礼拝、魔術、敵意、争 い、そねみ、怒り、利己心、不和、仲間争い、ねたみ、泥酔、酒宴、その他このたぐ いのものです。以前言っておいたように、ここでも前もって言いますが、このような ことを行う者は、神の国を受け継ぐことはできません。」(ガラテ5:19-21)
⑶ 聖霊の業を認め自分の心を開く。 <参照; Ⅰコリン2:14-16>
- そのときから神の御言葉が自分の人生に直接ぶち当たってくるようになる。
「ティアティラ市出身の紫布を商う人で、神をあがめるリディアという婦人も話を聞いてい たが、主が彼女の心を開かれたので、彼女はパウロの話を注意深く聞いた。」(使16:14)
2. 主の御名を呼び求めよう。
- 神の御心を知り、それが適うように祈ろう。 <参照; Ⅰベトロ2:2, マタイ4:4, 詩1:1-2>
⑴ 聖書の御言葉を通じて啓示して下さる神の御心を知り確信をもとう。
「自分が幼い日から聖書に親しんできたことをも知っているからです。この書物は、 キリスト․イエスへの信仰を通して救いに導く知恵を、あなたに与えることができま す。」(Ⅱテモテ3:15)
「いかに幸いなことか、神に逆らう者の計らいに従って歩まず、罪ある者の道にとどま らず、傲慢な者と共に座らず。主の教えを愛し、その教えを昼も夜も口ずさむ人。」 (詩1:1-2)
⑵ 自分にある神の御心が適うように、それを成し遂げることができるように祈ろう。
「あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるか らです。」(ピリピ2:13)
「サウルを退けてダビデを王の位につけ、彼について次のように宣言なさいました。 『わたしは、エッサイの子でわたしの心に適う者、ダビデを見いだした。彼はわたし の思うところをすべて行う。』」(使13:22)
「イエスは言われた。わたしの食べ物とは、わたしをお遣わしになった方の御心を行 い、その業を成し遂げることである。」(ヨハネ4:34)
3. 信じて自ら祈ろう。
⑴ 神は自ら祈る者を強めてくださる。
「わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です。」(ピリピ4:13)
⑵ 何も思い煩わず、すべてのことにおいて祈り、神に打ち明けよう。
「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願い をささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。」(ピリピ4:6)
私たちの尊い日々、主に喜んでいただけることをしよう。主は私たちが祝福された人 生を送るように、時に適って導いてくださる。すなわち、神の御心にしたがって生きる ように、すべての罪を赦してくださり、清めてくださる。また、誘惑する暗闇の力に打 ち勝つ知恵と力を与えてくださる。信じて自ら祈る者に、聖霊の力を示してくださる。