アブラハム祝福し、大いに増やす。
- ヘブラ6:14-15 -
「わたしは必ずあなたを祝福し、あなたの子孫を大いに増やす」と言われました。こ うして、アブラハムは根気よく待って、約束のものを得たのです。」(ヘブラ6:14-15)
<参照: 創22:16-18>
人間にとっての真の祝福と繁栄は、神様からの与えられるものである。(ヘブラ6:14-15)。神 はその御心に従って行う者、すなわち、神の御言葉を守る者に祝福を与えられれる。(ヨハネ15:10)。ならば、神は聖徒となった私たちに何を望んでおられるだろうか。
1. 神の御言葉を信じることを望んでおられる。
⑴ アブラハムの信仰
「そのころ彼は、およそ百歳になっていて、既に自分の体が衰えており、そして妻サ ラの体も子を宿せないと知りながらも、その信仰が弱まりはしませんでした。
… それが彼の義と認められたわけです。」(ローマ4:19-22)
⑵ 信仰に関する勧め
①「信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神が存在し ておられること、また、神は御自分を求める者たちに報いてくださる方であること を、信じていなければならないからです。」(ヘブラ11:6)
②「信じて祈るならば、求めるものは何でも得られる。」(マタイ21:22)
2. 神への従順を望んでおられる。
⑴ アブラハムの従順
①「主はアブラムに言われた。「あなたは生まれ故郷、父の家を離れて、わたしが示 す地に行きなさい。」(創12:1)
-「アブラハムは、自分が財産として受け継ぐことになる土地に出て行くように召 し出されると、これに服従し、行き先も知らずに出発したのです。」(ヘブラ11:8)
②「神は命じられた。あなたの息子、あなたの愛する独り子イサクを連れて、モリヤ の地に行きなさい。わたしが命じる山の一つに登り、彼を焼き尽くす献げ物として ささげなさい。」(創22:2)
-「アブラハムは、試練を受けたとき、イサクを献げました。つまり、約束を受け ていた者が、独り子を献げようとしたのです。」(ヘブラ11:17)
⑵ 従順に関する勧め
①「アブラハムは根気よく待って、約束のものを得たのです。」(ヘブラ6:15, 本文)
②「沈黙して主に向かい、主を待ち焦がれよ。繁栄の道を行く者や、悪だくみをする 者のことでいら立つな。(詩37:7) <参照; 箴24:1, 20>
3. 神に礼拝することを望んでおられる。
⑴ アブラハムの礼拝
① 行く場所で祭壇を築き、ヤハウェの名を呼んだ。(創12:7, 13:4, 18, 22:9)
「そこは、彼が最初に祭壇を築いて、主の御名を呼んだ場所であった。」(創13:4)
⑵ 礼拝に関する勧め
①「まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が來る。今がその時である。なぜなら、父はこのように礼拝する者を求めておられるからだ。」(ヨハネ4:23-24)
②「…あなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして 献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。」(ローマ12:1)
4. 神に献身することを望んでおられる。
⑴ アブラハムの献身
①「わたしは自らにかけて誓う、と主は言われる。あなたがこの事を行い、自分の独 り子 である息子すら惜しまなかったので、あなたを豊かに祝福し、あなたの子孫を天の星の ように、海辺の砂のように増やそう。あなたの子孫は敵の城門を勝ち取る。」(創22:16-17)
⑵ 献身の態度について - ダビデとイスラエルの民
①「このような寄進ができるとしても、わたしなど果たして何者でしょう、わたしの 民など何者でしょう。すべてはあなたからいただいたもの、わたしたちは御手から 受け取って、差し出したにすぎません。」(代上29:14)
神は信仰と従順と礼拝、そして献身を喜ばれる。それゆえ、私たちはこのような神の御心を正しく理解し、神の御心に適う人生を送ろう。