祈りに答えがない理由
- ヤコブ書4:1~3 -
[インマヌエル 下巻.7-15]
[ヤコブ書4:1~3] 「1 何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。2 あなたがたは、ほしがっても自分のものにならないと、人殺しをするのです。うらやんでも手に入れることができないと、争ったり、戦ったりするのです。あなたがたのものにならないのは、あなたがたが願わないからです。3 願っても受けられないのは、自分の快楽のために使おうとして、悪い動機で願うからです。」
*** 祈りは神と聖徒との霊的交わりの一つの方法である。祈りは神が聖徒に与える真の希望であり祝福である。
宗教改革者ジョン・カルバンは「祈りは神の宝庫を開く鍵である。魂の呼吸である。魂の勝利のための相撲である」と言った。
+ 聖徒たちが熱心に祈りながらもその願いが叶わない理由は何か。
1. 心にいだく不義があるなら、主は聞き入れてくださらない。
「18 もしも私の心にいだく不義があるなら、主は聞き入れてくださらない。19 しかし、確かに、神は聞き入れ、私の祈りの声を心に留められた。」(詩篇66:18-19)
「15 あなたがたが手を差し伸べて祈っても、わたしはあなたがたから目をそらす。どんなに祈りを増し加えても、聞くことはない。あなたがたの手は血まみれだ。16 洗え。身をきよめよ。わたしの前で、あなたがたの悪を取り除け。悪事を働くのをやめよ。17 善をなすことを習い、公正を求め、しいたげる者を正し、みなしごのために正しいさばきをなし、やもめのために弁護せよ。」(イザヤ書1:15~17)
「この時から、イエスは宣教を開始して、言われた。「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」」(マタイ福音書4:17)
◎ 主よ、十字架の尊い血をもって私たちの罪を洗い清め、汚れた心を清めてください。そうして私たちの祈りを聞き、答えてください。
2. 主の御言葉を聞かない者は、主もその祈りを聞かれない。
「1 何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。2 あなたがたは、ほしがっても自分のものにならないと、人殺しをするのです。うらやんでも手に入れることができないと、争ったり、戦ったりするのです。あなたがたのものにならないのは、あなたがたが願わないからです。3 願っても受けられないのは、自分の快楽のために使おうとして、悪い動機で願うからです。」 (ヤコブ書4:1~3)
「31 そこでイエスは、その信じたユダヤ人たちに言われた。「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。32 そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」 (ヨハネ福音書8:31~32)
「38 また、そのみことばをあなたがたのうちにとどめてもいません。父が遣わした者をあなたがたが信じないからです。39 あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思うので、聖書を調べています。その聖書が、わたしについて証言しているのです。」 (ヨハネ福音書5:38~39)
◎ 聖徒は神の御言葉に耳を傾けなければならない。その御言葉の意味を理解し、誠実に従わなければならない。そうすれば、弟子たちに約束されたすべての祝福を受けることとなる。
3. 貧しい者の叫びを聞かないなら、主もその祈りを聞かれない。
「寄るべのない者の叫びに耳を閉じる者は、自分が呼ぶときに答えられない。」 (箴言21:13)
「わたしの弟子だというので、この小さい者たちのひとりに、水一杯でも飲ませるなら、まことに、あなたがたに告げます。その人は決して報いに漏れることはありません。」 (マタイ福音書10:42)
◎私たちは主の御心に従い、真心をもって救済すべきである。機会があるたびに、困難な人々を助けるべきである。そうすれば主が約束された報いを受けることができる。
4. 夫婦間でお互いに尊敬すれば、彼らの祈りが妨げられない。
「夫たちよ。妻が女性であって、自分よりも弱い器だということをわきまえて妻とともに生活し、いのちの恵みをともに受け継ぐ者として尊敬しなさい。それは、あなたがたの祈りが妨げられないためです。」 (第一ペテロ3:7)
「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。」 (ローマ書12:2)
「24 教会がキリストに従うように、妻も、すべてのことにおいて、夫に従うべきです。25 夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。」 (エペソ書5:24~25)
◎ 主はいつも家庭に祝福を与えたいと願っておられる。主は夫婦がキリストの中で互いに尊敬し合い、心を合わせて祈るなら、その家庭を真に幸せにしてくださる。