私が持つべき関心
- マタイ福音書9:35~38 -
[インマヌエル 下巻.8-07]
[マタイ福音書9:35~36] 「35 それから、イエスは、すべての町や村を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、あらゆる病気、あらゆるわずらいを直された。36 また、群衆を見て、羊飼いのない羊のように弱り果てて倒れている彼らをかわいそうに思われた。37 そのとき、弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。38 だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。」」
*** その人が持つ関心を知れば、その人の信仰と人格を十分に推し量ることができる。イエスの弟子として、まずイエスの関心事を理解し、イエスの御心に従って生きるなら、真に忠実な福音の働き人となるであろう。
1. イエスの関心 <イエスの祈り(ヨハネ福音書17:1~26)>
(1) 自分自身のための祈り(ヨハネ福音書17:1~5)
○ 父なる神の栄光を得るために
(2) 弟子たちのための祈り(ヨハネ福音書17:6~10)
○ 自分とともに父なる神と一つとなるために
(3) 教会と聖徒たちのために(ヨハネ福音書17:20~26)
○ 神の愛を受けるために <ヨハネ福音書3:16>
2. 私が持つべき関心(マタイ福音書9:35~38)
(1) 自分自身のために(マタイ福音書9:35~36)
○ どのようにして神の栄光を得られるか?
① なぜ世の人々は苦しんでいるのか?
ⓐ 天国の福音を知らせないから
○ 罪によって呪いと苦しみを味わう。(マタイ福音書9:35) <ヨハネの福音書14:6>
「イエスは、すべての町や村を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、あらゆる病気、あらゆるわずらいを直された。」(マタイ福音書9:35)
ⓑ 良い羊飼いがいないから
○ サタンのために苦しむ。(マタイ福音書9:36) <マタイ福音書16:18>
② どのようにして神の栄光を得ることができるか?
ⓐ イエスにある贖いによって (ローマ書3:23~24)
「23 すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、24 ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められるのです。」 (ローマ書3:23~24)
ⓑ 神の恵みにより、信仰によって (エペソ書2:8) <ヘブル書11:1~40>
「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。」 (エペソ書2:8)
(2) 福音の働き人のために(マタイ福音書9:37~38、28:19)
○ どのような働き人となるべきか?
「弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。38 だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。」(マタイ福音書9:37~38)
① 恵みの中で強い者 - 信仰の子
「わが子よ。キリスト・イエスにある恵みによって強くなりなさい。」 (第二テモテ2:1)
② 忠実な者 - 他の人を教えることのできる者
「多くの証人の前で私から聞いたことを、他の人にも教える力のある忠実な人たちにゆだねなさい。」 (第二テモテ2:2)
③ イエスの立派な兵士 - ともに苦難に参与する者
「3 キリスト・イエスのりっぱな兵士として、私と苦しみをともにしてください。4 兵役についていながら、日常生活のことに掛かり合っている者はだれもありません。それは徴募した者を喜ばせるためです。」(第二テモテ2:3~4)
④ 競技者 - 規則に従って競技する者
「また、競技をするときも、規定に従って競技をしなければ栄冠を得ることはできません。」(第二テモテ2:5)
⑤ 労苦する農家 - 実りを待ち望んで労苦する者
「労苦した農夫こそ、まず第一に収穫の分け前にあずかるべきです。」(第二テモテ2:6)
(3) この世で苦しむ者たちのために(マタイ福音書9:36)
○ どのようにしてサタンの勢力を打ち勝つか?
① イエス・キリストの名によって(使徒行伝3:6~7)
「6 すると、ペテロは、「金銀は私にはない。しかし、私にあるものを上げよう。ナザレのイエス・キリストの名によって、歩きなさい。」と言って、7 彼の右手を取って立たせた。するとたちまち、彼の足とくるぶしが強くなり、」(使徒行伝3:6~7)
② 聖霊と力によって(使徒行伝10:38、第二コリント10:3~4)
「ナザレのイエスのことです。神はこの方に聖霊と力を注がれました。このイエスは、神がともにおられたので、巡り歩いて良いわざをなし、また悪魔に制せられているすべての者をいやされました。」(使徒行伝10:38)
*** 私たちは主の関心をよく知り、主の御心に従って義にかなった生き方をすべきである。すなわち、自分自身と福音の働き人、そしてこの世で苦しむ人々に対する主の関心を深く理解しなければならない。
