弟子たちが行なうわざ
- ヨハネ福音書14:12-13 -
[インマヌエル 下巻.8-03]
[ヨハネ福音書14:12-13] 「12 まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしを信じる者は、わたしの行なうわざを行ない、またそれよりもさらに大きなわざを行ないます。わたしが父のもとに行くからです。13 またわたしは、あなたがたがわたしの名によって求めることは何でも、それをしましょう。父が子によって栄光をお受けになるためです。」
*** イエスは、ご自身が行なうわざを弟子たちも行うと言われた。イエスの弟子とは、イエスが行なうわざを行なうために召され、訓練を受け、遣わされた者を指す。
今日、主の弟子である私たちが行なうわざは何でしょうか?
主は私たちとともにおられ、私たちが主の御名によって求めることは何でも答えてくださる。(ヨハネ福音書5:17、14:10、マタイ福音書28:20)
1. 救いを成し遂げる。
(1) 水と御霊によって生まれるようにする。(ヨハネ福音書3:5)
「イエスは答えられた。「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、水と御霊によって生まれなければ、神の国にはいることができません。」(ヨハネ福音書3:5)
(2) イエスの御名によっていのちを得るようにする。 (ヨハネ福音書10:10, 20:31)
「これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるため、また、あなたがたが信じて、イエスの御名によっていのちを得るためである。」(ヨハネ福音書20:31)
(3) 復活の力を知り、キリストの苦しみにあずかるようにする。(ヨハネ福音書11:25-26、ピリピ書3:10-11)
「10 私は、キリストとその復活の力を知り、またキリストの苦しみにあずかることも知って、キリストの死と同じ状態になり、11 どうにかして、死者の中からの復活に達したいのです。」(ピリピ書3:10-11)
2. 教会を建る。
(1) 十字架の死と復活によって救いを成し遂げられたイエス・キリストを宣べ伝える。(ローマ書10:9-10)
「9 なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。10 人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。」(ローマ書10:9-10)
(2) イエス・キリストが真の信仰の上に教会を建てる。(マタイ福音書16:16-19)
「16 シモン・ペテロが答えて言った。「あなたは、生ける神の御子キリストです。」 17 するとイエスは、彼に答えて言われた。「バルヨナ・シモン。あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいますわたしの父です。18 ではわたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません。19わたしは、あなたに天の御国のかぎを上げます。何でもあなたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたが地上で解くなら、それは天においても解かれています。」 (マタイ福音書16:16-19)
① 教会は信仰の上に建てられる。(マタイ福音書16:16)
② 教会は神によって建てられる。(マタイ福音書16:17)
③ 教会はハデスの門に打ち勝つ。(マタイ福音書16:18)
④ 教会は天の御国のかぎを持つ。(マタイ福音書16:19)
(3) 教会の中で真の霊的交わりを成し遂げる。
① 神をアバ、父と呼ぶ。(ガラテヤ書4:6、マルコ福音書14:36、ローマ書8:15)
「あなたがたは子であるゆえに、神は「アバ、父。」と呼ぶ、御子の御霊を、私たちの心に遣わしてくださいました。」(ガラテヤ書4:6)
② イエス・キリストと家族となる。(マルコ福音書3:35)
「神のみこころを行なう人はだれでも、わたしの兄弟、姉妹、また母なのです。」(マルコ福音書3:35)
③ イエス・キリストの僕となる。(第二ペテロ1:1)
「イエス・キリストのしもべであり使徒であるシモン・ペテロから、私たちの神であり救い主であるイエス・キリストの義によって私たちと同じ尊い信仰を受けた方々へ。」(第二ペテロ1:1)
④ イエス・キリストのからだであり、からだの肢体となる。(第一コリント12:27、エペソ書4:25)
「あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。」(第一コリント12:27)
3. 主の弟子にする。
(1) 行って、あらゆる国の人々を弟子にする。(マタイ福音書28:19-20)
「19 それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、20 また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」」(マタイ福音書28:19-20)
(2) 主の弟子は教会で預言者と教師として働く。
「さて、アンテオケには、そこにある教会に、バルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、クレネ人ルキオ、国主ヘロデの乳兄弟マナエン、サウロなどという預言者や教師がいた。」(使徒行伝13:1)
(3) 主の弟子は、主の羊を飼う牧者として働く。(ヨハネ福音書21:15-17)
「... 主よ。あなたはいっさいのことをご存じです。あなたは、私があなたを愛することを知っておいでになります。イエスは彼に言われた。わたしの羊を飼いなさい。」(ヨハネ福音書21:17)
(4) 主の弟子たちが働くとき、主は彼らとともに働く。(マルコ福音書16:20、マタイ福音書28:20)
「彼らは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主は彼らとともに働き、みことばに伴うしるしをもって、みことばを確かなものとされた。」(マルコ福音書16:20)
*** イエスは弟子たちに、ご自身が成し遂げられた救いを成し遂げさせた。また地の果てまで行き教会を建てさせた。そして預言者と教師として弟子を育てる働きを続けさせた。
私たちも主の弟子として、当然その働きのために人生を生きるべきである。それゆえ私たち皆は、主が言われたように、主イエス・キリストの御名によって父なる神に何でも求めるようにしよう。
