友のための祈り
- ルカ11:5-8 -
「言っておく。その人は、友達だからということでは起きて何か与えるようなことはなくても、しつように頼めば、起きて來て必要なものは何でも与えるであろう。」(ルカ11:8)
イエス様は弟子たちに主の祈りを教えて、それからすぐこのように言われた。主の祈りが祈りの内容と形式を要約したことならば、この御言葉は私たちが祈らなければならない理由と祈る方法について教えている。
1. 友に従う人
⑴ 困難な状況にいる友に従う者は尊い。
「弟子たちに言われた。「あなたがたのうちのだれかに友達がいて、真夜中にその人のとこ ろに行き、次のように言ったとしよう。『友よ、パンを三つ貸してください。旅行中の友達がわたしところに立ち寄ったが、何も出すものがないのです。』」(ルカ11:5-6)
「第二の掟は、これである。『隣人を自分のように愛しなさい。』この二つにまさる掟はほかにない。」(マルコ12:31)
「もはや、わたしはあなたがたを僕とは呼ばない。僕は主人が何をしているか知らないからである。わたしはあなたがたを友と呼ぶ。父から聞いたことをすべてあなたが たに知らせたからである。」(ヨハネ15:15)
⑵ 福音の働き人に従い助ける者は尊敬される。
① パウロの同役者エパフロディトの美しい信仰 (ピリピ2:25-30)
「主に結ばれている者として大いに歓迎してください。そして、彼のような人々を敬いなさい。わたしに奉仕することであなたがたのできない分を果たそうと、彼はキリストの業に命をかけ、死ぬほどの目に遭ったのです。」(ピリピ2:29-30)
② 神がマケドニア教会に与えた恵み (Ⅱコリン8:1-2)
「彼らは苦しみによる激しい試練を受けていたのに、その満ち満ちた喜びと極度の貧しさがあふれ出て、人に惜しまず施す豊かさとなったということです。」(Ⅱコリン8:2)
2. 旅の途中に友人を訪ねた人 (予測される姿)
⑴ 悩みと愁いに満ちた心を持つ人 (Ⅱコリン2:4)
「わたしは、悩みと愁いに満ちた心で、涙ながらに手紙を書きました。あなたがたを悲しませるためではなく、わたしがあなたがたに対してあふれるほど抱いている愛を知ってもらうためでした。」(Ⅱコリン2:4)
⑵ 悩み嘆いて訴える人 (ヨブ7:11)
「わたしも口を閉じてはいられない。苦悶のゆえに語り、悩み嘆いて訴えよう。」(ヨブ7:11)
⑶ 世的な人生を送る人 (ローマ3:11-12)
「悟る者もなく、神を探し求める者もいない。皆迷い、だれもかれも役に立たない者 となった。善を行う者はいない。ただの一人もいない。」(ローマ3:11-12)
3. 友のために切に祈る者
⑴ 呼び求める祈りを聞き入れてくださる。(ルカ11:8)
「言っておく。その人は、友達だからということでは起きて何か与えるようなことはなくても、しつように頼めば、起きて來て必要なものは何でも与えるであろう。」(ルカ11:8)
「彼がわたしを呼び求めるとき、彼に答え、苦難の襲うとき、彼と共にいて助け、彼に名誉を与えよう。」(詩91:15)
⑵ 叫びに答えてくださる。(イザヤ58:9)
「あなたが呼べば主は答え、あなたが叫べば、「わたしはここにいる」と言われる。軛を負わすこと、指をさすこと、呪いの言葉をはくことをあなたの中から取り去るなら」イザヤ58:9)
⑶ 求める者に与えてくださる。(ルカ11:9)
「わたしは言っておく。求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。」(ルカ11:9)
⑷ 信仰による祈りに答えてくださる (マルコ11:24)
「言っておく。祈り求めるものはすべて既に得られたと信じなさい。そうすればのとおりになる。」(マタイ21:22)
⑸ 御言葉に従って祈る者に答えてくださる。(ヨハネ15:7)
「あなたがたがわたしにつながっており、わたしの言葉があなたがたの内にいつもあるならば、望むものを何でも願いなさい。そうすればかなえられる。」(ヨハネ15:7)