聖霊がなさる業
- ヨハネ福音書15:26~27 -
[インマヌエル 上巻.4-20]
[ヨハネ福音書15:26~27] 「26 わたしが父のもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来るとき、その御霊がわたしについてあかしします。27 あなたがたもあかしするのです。初めからわたしといっしょにいたからです。」
*** この世に来られた助け主である聖霊は、私たちのためにどのような働きをなさるのか。使徒パウロは「あなたがたのうちに良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださることを私は堅く信じているのです。(ピリピ書1:6)」と述べた。
1. 聖徒を救われる。
(1) 「イエスは答えられた。「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、水と御霊によって生まれなければ、神の国にはいることができません。」(ヨハネ福音書3:5)
(2) 「わたしが父のもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来るとき、その御霊がわたしについてあかしします。」(ヨハネ福音書15:26)
(3) 「あなたがたは子であるゆえに、神は「アバ、父。」と呼ぶ、御子の御霊を、私たちの心に遣わしてくださいました。」(ガラテヤ書4:6)
2. 聖徒のうちに住んでおられる。
(1) 「けれども、もし神の御霊があなたがたのうちに住んでおられるなら、あなたがたは肉の中にではなく、御霊の中にいるのです。キリストの御霊を持たない人は、キリストのものではありません。」(ローマ書8:9)
(2) 「神は私たちに御霊を与えてくださいました。それによって、私たちが神のうちにおり、神も私たちのうちにおられることがわかります。」(第一ヨハネ4:13)
(3) 「あなたがたは神の神殿であり、神の御霊があなたがたに宿っておられることを知らないのですか。」(第一コリント書3:16)
3. 聖徒を導かれる。
(1) 「19 ペテロが幻について思い巡らしているとき、御霊が彼にこう言われた。「見なさい。三人の人があなたをたずねて来ています。20 さあ、下に降りて行って、ためらわずに、彼らといっしょに行きなさい。彼らを遣わしたのはわたしです。」(使徒行伝10:19~20)
(2) 「神の御霊に導かれる人は、だれでも神の子どもです。」(ローマ書8:14)
(3) 「助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。」(ヨハネ福音書14:26)
4. 聖徒に力を与える。
(1) 「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」」(使徒行伝1:8)
(2) 「助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。」(ヨハネ福音書14:26)
(3) 「どうか、望みの神が、あなたがたを信仰によるすべての喜びと平和をもって満たし、聖霊の力によって望みにあふれさせてくださいますように。」(ローマ書15:13)
(4) 「22 しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、23 柔和、自制です。このようなものを禁ずる律法はありません。」(ガラテヤ書5:22~23)
5. 聖徒に賜物を与える。
(1) 「9 またある人には同じ御霊による信仰が与えられ、ある人には同一の御霊によって、いやしの賜物が与えられ、10 ある人には奇蹟を行なう力、ある人には預言、ある人には霊を見分ける力、ある人には異言、ある人には異言を解き明かす力が与えられています。」(第一コリント12:9~10)
(2) 「あなたがたは、よりすぐれた賜物を熱心に求めなさい。また私は、さらにまさる道を示してあげましょう。」(第一コリント12:31)
(3) 「それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者として、その賜物を用いて、互いに仕え合いなさい。」(第一ペテロ4:10)
*** 私たちの信仰の根拠は、聖霊の証しと使徒たちの証しである。神の霊である聖霊はまた真理の霊である。聖霊は自ら神の真理とイエス・キリストの福音を証しされる。また使徒たちは、初めから主イエスに従った者たち、すなわち証人である。彼らの書物が、今日私たちの手にある新約聖書である。聖霊と新旧約聖書は、私たちの信仰の根拠である。