恵みと平和の為の祈り
- ピリピ1:1-11、民6:22-27 -
「わたしは、こう祈ります。知る力と見抜く力とを身に着けて、あなたがたの愛がますます豊かになり、本当に重要なことを見分けられるように。そして、キリストの日に備えて、清い者、とがめられるところのない者となり、イエス․キリストによって与えられる義の実をあふれるほどに受けて、神の栄光と誉れとをたたえることができるように。」 (ピリピ1:9-11)
わたしたちの父である神と主イエス․キリストからの恵みと平安が、パウロとテモテに与えられた。彼らは自分たちが受けた祝福がピリピにいるすべての信仰の兄弟たちにも与えられますように祈った。
1. パウロとテモテに与えられた恵みと平安
- 恵みと平安は、父である神と主イエス․キリストからわたしたちに与えられる。
⑴ キリスト․イエスの愛の心で、信徒たちを愛するようになった。
-「わたしが、キリスト․イエスの愛の心で、あなたがた一同のことをどれほど思っているかは、神が証ししてくださいます。」(ピリピ1:8)
① 信徒たちのことを思い起こす度に、神に感謝した。
-「わたしは、あなたがたのことを思い起こす度に、わたしの神に感謝し、」(ピリピ1:3)
② いつも喜びをもって祈った。
-「あなたがた一同のために祈る度に、いつも喜びをもって祈っています。」(ピリピ1:4)
⑵ その理由について
① いつも、福音にあずかっていた。
-「あなたがたが最初の日から今日まで、福音にあずかっているからです。」(ピリピ1:5)
-「あなたがたの中で善い業を始められた方が、キリスト․イエスの日までに、その業を成し遂げてくださると、わたしは確信しています。」(ピリピ1:6)
② 信徒のことを、心に留めていた。
-「わたしがあなたがた一同についてこのように考えるのは、当然です。というのは、監禁されているときも、福音を辯明し立証するときも、あなたがた一同のことを、共に恵みにあずかる者と思って、心に留めているからです。」(ピリピ1:7)
* 参考; <パウロとテモテに与えられた恵み>
① パウロに;
-「起き上がれ。自分の足で立て。わたしがあなたに現れたのは、あなたがわたしを見たこと、そして、これからわたしが示そうとすることについて、あなたを奉仕者、また証人にするためである。」(使26:16)
② テモテに;
-「そして、あなたが抱いている純真な信仰を思い起こしています。その信仰は、まずあなたの祖母ロイスと母エウニケに宿りましたが、それがあなたにも宿っていると、わたしは確信しています。」(Ⅱテモテ1:5)
③ パウロとテモテの信仰告白;
-「キリスト・イエスの僕」(ピリピ1:1),「父である神」,「主イエス・キリスト」(ピリピ1:2)
2. 信徒たちの為のパウロとテモテの祈り (参考; 民6:22-27)
-「わたしたちの父である神と主イエス․キリストからの恵みと平和が、あなたがたに あるように。」(ピリピ1:2)
⑴ すべての信徒たち、監督たちと奉仕者たちのために祈った。(ピリピ1:1)
-「わたしは、こう祈ります。」(ピリピ1:9)
⑵ その祈りの内容 (ピリピ1:9-11)
① 知る力と見抜く力とを身に着けて、あなたがたの愛がますます豊かになるように
- 本当に重要なことを見分けられる。
② 清い者、とがめられるところのない者となるように
- キリストの日に備える。
③ イエス․キリストによって与えられる義の実をあふれるほどに受けるように
- 神の栄光と誉れとをたたえることができる。