新約聖書における異言(1/2)

- 使2:4,6 -

 

1. 福音書

福音書中異言についての直接的言及られるのはマルコ16:17のみである.

(16:920異本もある)

- そこではじる々にうしるしとして,「しいことばげられている

 

2. 使徒

使徒2のペンテコステの記事には弟子たちが聖霊たされ外国語めた

れる記述がある。(使2:46

一般的意味での外国語めたと解釈すると,「いぶどうっている」(2:

13理解されたとの記述矛盾するとしてここでもコリント教会におけると同様

異言現象しているとの理解もなされる

ペンテコステの出來事聖霊公的賦与であり(ヨハネ20:22),しい聖霊時代

人類言語混亂したバベルの記事対照的であり律法授与世界のすべての言 語でなされたとする伝承対応するように記述されている使2:8との指摘がなされる

重要世界宣教との関係である使2:9-11々の一覧表すように

ンテコステの出來事キリスト教会にゆだねられている世界宣教使命使1:8

すことはできない


その記述

カイザリヤでの場合使10:46いわば異邦人のペンテコステであり同様にサマリ

ヤでの出來事使8:17エペソの回心者場合使19:6それぞれの地域やグ

ループへの聖霊最初到來特別証拠として価値との理解主張される

ペンテコステの出來事異言聖霊たされバプテスマ洗礼けるにとっ

最初経験として必要不可欠なものであることをしているという主張がある. ③ 使徒きに登場する上記以外々が聖霊けた異言したかどうかは

接明記されていないので確言できないとするのが妥当であろう

使徒きの記述そのもののにも異言ずしも最初経験でない場合なくない

4:318:179:1718との指摘もなされる

異言使徒的メッセージの確認意図するしるしの賜物でありこの賜物使徒時代

とともにったとする論証についても直接使徒きからのみそのように確言するこ

とは困難である











新約聖書における異言(2/2)

- Ⅰコリン12-14-

 

3.Ⅰコリン12-14

パウロ書簡における異言への言及代表的箇所御霊賜物についてべているⅠコリン

1214である

 

⑴ Ⅰコリン12

ここでは御霊賜物かな多様性統一性異言げられている

その背景としては御霊にある生活誤解していたコリント教会熱狂的々が異言

賜物最高のものとしてげる傾向があったことがえられる

この傾向してパウロは賜物多様性強調御霊賜物全体異言位置

けている.12:28

またでも霊的異言るべきだとの主張して主権的導きを強調

反論していると推察される(12:2930

 

⑵ Ⅰコリン13

このでは相互けるところのあったとわれるコリント教会(Ⅰコリン8:1

3聖霊きと統治のもとでこの地上霊的かされるしている

イエスにおいてらかにされたかされることこそ御霊賜物をもって教会

めるために不可欠であり御霊賜物御霊(ガラテ5:2223関係暗示

されている

パウロの御霊賜物とは対立するものではないキリストとのきた結合

かされるキリスト教会かな生活生涯全体像パウロは異言

置付けているのである

パウロは,「めなさいまた御霊賜物預言することを熱心めな

さい」(14:1要約している

 

⑶ Ⅰコリン14

このでは異言性質についてっている

異言外国語ではなく14:2),神秘的言語表現であるとの理解がなされる一方

々は14:10づいてそれに反対する

すべての場合解釈必要とされる解釈なしに異言理解しがたい(14:27-28)

教会外部々から異言って誤解けやすい。(14:21-23

異言不可解性不信者のためのしるしとし旧約預言成就としてめている

14:21, イザヤ28:1112

この不可解さのゆえに非難けることをパウロはめている.(Ⅰコリン14:23)

異言預言明白区別され預言理解るもの教会めるもの(Ⅰコリン14:

4とされている

パウロは異言賜物けていることをめている1418教会

ることを重視14:5121726),教会秩序大切さを強調して(14:3940

んでいる

 

4. その書簡

異言についての言及であるかどうか意見れる箇所としては,ローマ8:26,エペソ5:19,コロサ3:

16,ヘブラ2:4がある