最高議会での裁判

- ヨハネ福音書18:15-18, 25-27 -

シャローム宣教会 


[ヨハネ福音書18:15-18, 25-27] 15 シモン・ペテロともうひとりの弟子イエスについてったこの弟子大祭司いでイエスといっしょに大祭司中庭にはいった16 しかしペテロはのところにっていたそれで大祭司いであるもうひとりの弟子門番してペテロをれてはいった17 すると門番のはしためがペテロに、「あなたもあの弟子ではないでしょうね。」ったペテロは、「そんなではない。」った18 かったのでしもべたちや役人たちは炭火をおこしそこにってまっていたペテロもらといっしょにってまっていた。」、

25 一方シモン・ペテロはってまっていたすると々はった。「あなたもあの弟子ではないでしょうね。」ペテロは否定して、「そんなではない。」った26 大祭司のしもべのひとりでペテロにとされた親類たるった。「なかったとでもいうのですかあなたはであのといっしょにいました。」27 それでペテロはもう一度否定したするとすぐいた。」

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+ マタイ福音書26:57-68マルコ福音書14:53-65ルカ福音書22:54, 63-71ヨハネ福音書18:15-18, 25-27

 

捕縛されたイエスはユダヤの最高議会において尋問されますしかし死刑はすでに確定しておりそれに見合理由(口実証拠)つけるための尋問であり不当なものでしたしかもそれが最高議会においてわれたところに異常性があります

 

1. ユダヤの最高議会における不当裁判

 

最高議会(サンヘドリン70人義会)構成しているメンバーはサドカイ祭司長パリサイの律法学者そして長老たちからなる議会その議会実権っていのはサトガイ大祭司でした大祭司最高議会議長としてユダヤ社会頂点存在でした大祭司同様サドカイするエルサレムの名門家柄出身である祭司長たちがいました

 

(1) サドカイ

 

サドカイ当時のパリサイたちとは敵対関係にあった々であり神殿管理する祭司職っていましたらの本質的合理主義であり実際的には不信仰でした聖書には復活とか天使とかとかは一切存在しない(使徒23:8)えていたとされていますらには同胞えている問題けるということはなくまたっているということもありませんでしたそのようなたちがなぜ大祭司地位たのかそれはそこから膨大利益のためでしたまさに大祭司地位権力えられて政治的陰謀いのままにできるものでした

 

らは神殿にささげられるいけにえ(犠牲)動物高値売買それらを管理して手数料っていましたまた神殿税それを両替するための手数料っていました過越をはじめとするユダヤのいられるすべてのることで年間収益膨大なものとなっていたのですその使途らが自由勝手めることができ使うことができたのです。。

 

制度化された宗教というものがいかに無価値なものであるか形式がその本質よりも重要われるときそれはいつもサドカイ同様をいく危険性をはらんでいます

 

(2) パリサイ

 

らはサドカイとはにおいて対立していましたらは復活天使もあるとえていましたただのことばをえる立場にあったパリサイ(律法学者)たちは律法教師としての立場確立民衆らのえる教義体系支配されていました律法学者たちは民衆から尊敬されることをりとしその立場固執しましたそれゆえイエスが安息日められている範囲えて々をされたことはらをかしました律法学者たちもサドカイ々と同様民衆問題しては関心がありませんでした律法民衆支配することに満足していたらは自分たちがいつも尊敬されていればそれでかったのですところがそんならにしてイエスは辛辣批判をしたことによりイエスの存在をそのまま放置することはできませんでしたらにとって大切なことはのみこころよりもらがげた律法解釈体系でしたそれがゆるがされない自分たちの地位安泰っていたのです

 

サドカイもパリサイらは本質よりも群衆思惑をいつもにしながらきていましたなぜなら民衆本質理解反旗してそっぽをくならば自分たちがかけていてきた利益宗教制度崩壊してしまうからですそれゆえらが不安にしたのはイエスが民衆えている印象でした神殿えるイエスにしてれる質問をしようとしますがイエスの完全洞察反駁できないえにみじめにもかされてしまいました民衆日増しにイエスにじていくことがらをいっそううろたえさせました必然的らかのたなければなりませんでした

 

らは大祭司カヤパのまりイエスをそうと相談しましたしかしらはりのはいけない民衆ぎがこるといけないから。」最高議会(サンヘドリン)はすぐに結論すことができませんでしたそのとき大祭司のカヤパがいました。「あなたがたは全然何もわかっていないひとりのわりにんで国民全体びないほうがあなたがたにとって得策だということもえにれていない。」そのからイエスをすための計画てたとあります(ヨハネ11:4753)そこで本来なるサドカイとパリサイとがんだのですイエスを死刑にすることを最高議会決定したのですまさに詩篇22にあるようにらはともにまり油注がれたとにらうということが成就してしまいましたしかしそれをいつどのようにどのような名目実行すかはまだまってはいませんでした

 

大祭司カヤパの提案、「ひとりのわりにんで国民全体びないほうがあなたがたにとって得策だということをえていない。」(ヨハネ11:50)とありますがこれはにとっては建前であり本音地位うよりはひとりのつまりイエスがんだほうが得策であるという利己的意図められていたとえるのが自然ですサドカイ祭司職のトップにある国民全体のことを真剣えていたはずがないからですそれほどに祭司職されていたのですすでにイエスは宮清めのらにして強盗にしている断罪しているのをえればおのずとしがつきますあくまでもらが最優先しているのは自分たちの利益でした

 

はからずもらがイエスをすための行動こすチャンスがってましたそのチャンスは皮肉にもイエスの弟子一人イスカリオテのユダがもたらしました逮捕裁判急遽決行されなければなりませんでしたなぜなら過越祭本格的にはじまってしまえば裁判うことができないというユダヤの律法があったからです大祭司カヤパは早速イエスを逮捕するようじました

 

すでにイエスをすことはまっていますユダの協力があってイエスを捕縛することができたもののこのイエスを正当理由つけさなければならないのですまことに理不尽裁判がこれからわれようとしているのです

 

このように理由からすというのはたちの行動すべきことがすでにまっていてそれを裏付ける適当のみことばをつけるようなものですこれはのことばをそれにうということとはいますあくまでも自分がしたいことがにあって利用しているにぎませんこれは自分のために利用する偶像礼拝ですもしこうしたたちもしているとすれば最高議会したとなんらりません

 

2. イエスをピラトにした張本人大祭司カヤパ

 

さて共観福音書のうちマタイとマルコでは逮捕したイエスをれてったのは大祭司カヤパのところだとしていますがルカは大祭司とあるだけですしかしヨハネの福音書だけは逮捕されたイエスはまずアンナスのところにれてったがその大祭司カヤパのしゅうと(義父)だったからである。」(18:13)していますこれだけをむならなぜアンナスのところにれてったのかが理解できませんなぜ直接大祭司カヤパのところにれてかなかったのかわざわざカヤパの義父アンナスのところへれてったのかそれはアンナスも大祭司であり(18:22)その義息子カヤパにったその職権舞台裏行使する立場にいた人物だったとえられます

 

アンナスはイエスに弟子たちのことまたえのことのことについて尋問しますその目的当然イエスを死刑にする理由つけすためでしたがアンナスの尋問してイエスは自分公然してきたれてしたことはもないらにねなさいらならわたしがしたがらをっています。」って一切答えませんでしたっていた役人のひとりが大祭司にそのようなをするのか。」って平手でイエスをちました

 

アンナスはイエスから死刑にする口実られないまま婿大祭司カヤパのところへりましたそこには最高議会のメンバーがすでにまっていましたここでカヤパはイエスにあなたはキリストか尋問イエスはそのとおりだえると大祭司のカヤパは自分、「への冒涜すことばだ。」そこにまっていたたちも死刑としたのですなんという偽善なんという偽善のパフォーマンスカヤパこそ自分利得のためにイエスを断罪冒涜した張本人です

 

そしてイエスをローマ総督ピラトの官邸へとりましたイエスはピラトによる尋問ではっきりとこういました。「わたしをあなたにしたもっときい。」(ヨハネ19:11)。「わたしをあなたにしたとは大祭司カヤパのことですなぜならこそイエスを十字架いやることをその筋書きをいた責任ある人物であったからですイエスのについて無罪であるはだれ一人としていませんがイエスをピラトにしたユダヤの最高議会指導者はもっときいとイエスはっています

 

自分利得のために宗教利用自分都合のために利用しようとするわれています自己吟味をすべくられます

 

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