信者の模範になった教会
- 第一テサロニケ1:6-10 -
[インマヌエル 下巻.10-08]
[第一テサロニケ1:6-7] 「6 あなたがたも、多くの苦難の中で、聖霊による喜びをもってみことばを受け入れ、私たちと主とにならう者になりました。7 こうして、あなたがたは、マケドニヤとアカヤとのすべての信者の模範になったのです。」
*** 信者の模範になったテサロニケ教会を顧み、私たちもそうなるよう祈り求めよう。私たちの信仰の評判が至る所に広まるゆえに、互いに信仰の祝福を分かち合いましょう。
1. 教会には根本となる三つの要素がある。
「絶えず、私たちの父なる神の御前に、あなたがたの信仰の働き、愛の労苦、主イエス・キリストへの望みの忍耐を思い起こしています。」(第一テサロニケ1:3)
(1) 神の祝福の契約である。
○ 神の契約は信じる者に力の源となる。
① アブラハムに語られた神の契約(創世記12:1-3)
② パウロに語られたイエス・キリストの契約(使徒行伝26:15-18)
(2) キリスト・イエスの命である。
○ この命を与えてくださった愛は、福音の労苦を全うさせる。
① 真実な者たちを救い、キリストの弟子とされた。(ヨハネ福音書21:1-23)
② 迫害者サウロを救い、福音の証人とされた。(使徒行伝26:12-23)
(3) 聖霊の慰めによる希望である。
◎ この希望は教会の働きを忍耐をもって成し遂げさせる。
「教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤの全地にわたり築き上げられて平安を保ち、主を恐れかしこみ、聖霊に励まされて前進し続けたので、信者の数がふえて行った。」(使徒行伝9:31)
2. 信者の模範になったテサロニケ教会の聖徒たち
(1) 多くの患難の中で聖霊の喜びをもって福音を受け入れた。
「あなたがたも、多くの苦難の中で、聖霊による喜びをもってみことばを受け入れ、私たちと主とにならう者になりました。」(第一テサロニケ1:6)
(2) すべての信者の模範になった。
「あなたがたは、マケドニヤとアカヤとのすべての信者の模範になったのです。」(第一テサロニケ1:7)
(3) 偶像を捨てて神に仕えた。
「私たちがどのようにあなたがたに受け入れられたか、また、あなたがたがどのように偶像から神に立ち返って、生けるまことの神に仕えるようになり、」 (第一テサロニケ1:9)
(4) 復活し昇天されたイエスの再臨を待った。
「神が死者の中からよみがえらせなさった御子、すなわち、やがて来る御怒りから私たちを救い出してくださるイエスが天から来られるのを待ち望むようになったか、それらのことは他の人々が言い広めているのです。」(第一テサロニケ1:10)
3. あなたがたは力を受ける…わたしの証人となるであろう。(使徒行伝1:8)
(1) 主の証人となる資格
① 悔い改めて帰った者でなければならない。<サウロ;使徒行伝9:1-20>
「彼は地に倒れて、「サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか。」という声を聞いた。」(使徒行伝9:4)
② 十字架の愛を信じる者でなければならない
「私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が、この世に生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです。」(ガラテヤ書2:20)
③ 復活の希望、天国の希望を持つ者でなければならない。(第一テサロニケ1:10)
「神が死者の中からよみがえらせなさった御子、すなわち、やがて来る御怒りから私たちを救い出してくださるイエスが天から来られるのを待ち望むようになったか、それらのことは他の人々が言い広めているのです。」(第一テサロニケ1:10)
④ 聖霊の力を受けた者でなければならない。(使徒行伝1:8)
「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」(使徒行伝1:8)
(2) 主の証人たちに約束された報い
① 魂を救い、罪を覆う。(ヤコブ書5:20)
「罪人を迷いの道から引き戻す者は、罪人のたましいを死から救い出し、また、多くの罪をおおうのだということを、あなたがたは知っていなさい。」(ヤコブ書5:20)
② 福音の負債を返済する。(ローマ書1:14, 15)
「私は、ギリシヤ人にも未開人にも、知識のある人にも知識のない人にも、返さなければならない負債を負っています。」 (ローマ書1:14)
③ 主の顧みを受ける。(マルコ福音書16:19-20)
「そこで、彼らは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主は彼らとともに働き、みことばに伴うしるしをもって、みことばを確かなものとされた。」(マルコ福音書16:20)
*** テサロニケ教会は、使徒パウロが第二回宣教旅行中にマケドニアの中心都市テサロニケで設立した教会である(使徒行伝17章)。この都市は商業と交通の要衝としてローマ帝国内で非常に重要な都市であり、ギリシャ文化とローマ皇帝崇拝、様々な偶像宗教が混在する場所であった。福音を信じるには決して容易な環境ではなかった。それにもかかわらず、この教会はパウロから大きな称賛を受けた。パウロは彼らを指して「あなたがたは、マケドニヤとアカヤとのすべての信者の模範になった。(第一テサロニケ1:7)」と証言した。
