イエス・キリストの昇天
- 使徒行伝1:9~11 -
[インマヌエル 上巻.2-33]
[使徒行伝1:9~11] 「9 こう言ってから、イエスは彼らが見ている間に上げられ、雲に包まれて、見えなくなられた。10 イエスが上って行かれるとき、弟子たちは天を見つめていた。すると、見よ、白い衣を着た人がふたり、彼らのそばに立っていた。11 そして、こう言った。「ガリラヤの人たち。なぜ天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」
*** イエスは復活後40日目の日に、弟子たちが見守る中、オリーブ園で手を上げて祝福して昇天された。(使徒行伝1:9~12、ルカ福音書24:50~51) イエス・キリストの昇天は、再臨を待つ聖徒たちにとって重要な意味を持っている。
1. 昇天されることに対する預言
(1) 旧約聖書の預言
① 栄光の王が天の門に入ること (詩篇24:7)
② 神は喜びの叫びの中を、主は角笛の音の中を、昇天されること (詩篇47:5)
③ 主が高い所に上られること (詩篇68:18)
④ 神の右側に座られること (詩篇110:1)
(2) イエス・キリストがなさった預言
① 人子が以前いたところに行くこと (ヨハネ福音書6:62)
② 私を遣わした方のもとに行くこと (ヨハネ福音書7:33~34)
③ 私たちのために、場所を備えに行くこと (ヨハネ福音書14:2~3)
④ 助け主を私たちのところに遣わす行くこと (ヨハネ福音書16:7)
2. イエス・キリストの昇天
(1)歴史的事実
① 復活後40日目に昇天された (使徒行伝1:3)
② 弟子たちが見ている間に昇天された (使徒行伝1:9)
③ 罪のきよめを成し遂げて、昇天された (ヘブライ書1:3)
④ 栄光のうちに昇天された (Ⅰテモテ3:16)
⑤ 天に上げられて神の右の座に着かれた (マルコ福音書16:19)
⑥ 父とともに父の御座に着かれた (ヘブライ書7:26、黙示録3:21)
(2) 昇天された目的
① 大祭司になるため (1ヨハネ2:1~21)
② 私たちのために祈るため (ヘブライ書7:24, 25)
③ 助け主を私たちのところに遣わすため (ヨハネ福音書16:7、使徒行伝1:4, 8)
④ 信じる者を通して主の行なうわざを行なうため (ヨハネ福音書14:12)
⑤ イスラエルに悔い改めと罪の赦しを与えるため (使徒行伝5:31)
⑥ すべてのものを満たすため (エペソ書4:10)
⑦ 神の栄光を現わすため (ヨハネ福音書17:1)
⑧ 私たちの住まいを備えるため (ヨハネ福音書14:2)
(3) 昇天された結果
① 助け主、聖霊をお注ぎになった (使徒行伝2:33)
② 神の全能の力をキリストのうちに働かせた (エペソ書1:18~20)
③ 助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づくようになった (ヘブライ書4:14~16)
④ 御使いたち、もろもろの権威と権力がキリストに服従するようになった (1ペテロ3:22)
⑤ いっさいのものをキリストの足の下に従わせた (エペソ書1:22)
⑥ いっさいのものの上に立つかしらであるキリストを、教会にお与えた (エペソ書1:22)
3. 昇天されたキリストを見た人々
(1) 使徒ヨハネ (黙示録1:12~16)
(2) ステパノ (使徒行伝7:55~56)
「55 しかし、聖霊に満たされていたステパノは、天を見つめ、神の栄光と、神の右に立っておられるイエスとを見て、56 こう言った。「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます。」 (使徒行伝7:55-56)
(3) パウロ
① ダマスカス道中 (使徒行伝9:3~5)
② コリント城での幻の中で (使徒行伝18:9)
③ エルサレムの神殿で祈る時 (使徒行伝22:17~21)
④ エルサレムの監獄の中で (使徒行伝23:11)
*** 復活された主は、弟子たちが見ている間に上げられ、雲に包まれて、見えなくなくなるまで、空をじっと見つめている間に昇天された。私たちはイエス・キリストの昇天を確信しなければならない。そして、昇天されたイエス・キリストは、天使たちが証言したとおり、天に上って行かれるのを弟子たちが見たときと同じ有様で、またおいでになる。すなわち、私たちの目で見ることができる姿で再び来られる。イエス・キリストの再臨は、新約教会の最大の願いである。私たちは主イエス・キリストの再臨を確信して望まなければならない。