サタンに勝利する方法(2/2)
- ガラテヤ書5:16 -
[インマヌエル 上巻.4-31]
[ガラテヤ書5:16] 「私は言います。御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。」
*** サタンは聖徒たちが世の風習に従って生きるように常に誘惑する。したがって、聖徒はサタンの誘惑に欺かれて肉の欲望に従い、世の風習に溺れないように、どんなときにも御霊によって歩むべきである(ガラテヤ書5:16)。
3. 聖霊によって歩まなければならない。(ガラテヤ書5:16、本文)
(1) 聖霊の名称とその働き
① 神の霊(創世記1:2);天と地を創造する。
② 命の聖霊(ローマ書8:2);罪と死の律法から解放する。
③ 助け主(ヨハネ福音書15:26);聖徒の中に住み、助ける。
④ 神の霊(第二コリント3:3);心と思いを支配する。
⑤ さばきの霊(イザヤ書4:4);罪と過ちをさばく。
⑥ 策略と知恵の霊(イザヤ書11:2);サタンの策略を破る。
⑦ イエスの霊(使徒行伝16:7);キリストの御業を行う。
⑧ 神の聖霊(第一ヨハネ4:12,13);神の御業を行う。
⑨ 預言の霊(黙示録19:10);イエスのあかしを預言する。
⑩ 栄光の霊(第一ペテロ4:14);栄光を現す。
(2) 聖霊によって歩む(聖霊に満たされる)方法
① 水と聖霊で新しく生まれる。(ヨハネ福音書3:5)
② イエス・キリストを信じる。(ヨハネ福音書7:39)
③ 神に従う。(使徒行伝5:32)
④ 熱心に祈る。(ルカ福音書11:9)
(3) 聖霊によって歩む者の結果
① 神の国に入る。(ヨハネ福音書3:5)
② その人の中に聖霊が住む。(第一コリント3:16)
③ 神の子どもであることを証しする。(ローマ書8:16)
④ 罪と死の律法から解放される。(ローマ書8:1-2)
⑤ サタンを打ち負かす。(エペソ書6:11)
⑥ 神の愛がその心に注がれる。(ローマ書5:5)
4. どんなときにも聖霊によって祈らなければならない。(エペソ書6:18)
「すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。」(エペソ書6:18)
(1) どんなときにも聖霊によって祈らなければならない理由
① 神の御心だからである。(第一テサロニケ5:17~18)
② 悪魔の誘惑に抵抗するためである。(第一ペテロ5:8~9)
③ 聖霊の導きを受けるためである。(ローマ書8:26)
④ 試練に陥らないためである。(マタイ福音書26:41)
(2) 正しい祈りの姿勢
① 神の約束を信じて祈る。(マタイ福音書21:22)
② 隣人の罪を赦した後に祈る。(マタイ福音書6:14)
③ すべてのことに感謝して祈る。(ピリピ書4:6)
④ 断食をし、切実に祈る。(ダニエル書9:3)
⑤ 聖徒とともに心を一つにして祈る。(マタイ福音書18:19~20)
⑥ イエス・キリストの御名において祈る。(マタイ福音書14:13~14)
⑦ 絶えず祈る。(第一テサロニケ5:17)
⑧ どんなときにも御霊によって祈る。(エペソ書6:18)
(3) 祈りが答えられるタイプ
① すぐに答えられる。(出エジプト記9:33)
② 遅れて答えられる。(ハバクク書1:2)
③ より豊かに答えられる。(列王記上3:1~14)
④ 有益にしようと、許さない答えもある。(第二コリント12:8~10)
*** 聖霊は聖徒におりにかなった助けの恵みを与え、その力によって働き、目覚めて祈るように導く。なぜなら、暗闇の勢力を打ち破るキリストの権威が祈りを通して現れるからである(マルコ福音書9:28-29)。
「28 家にはいられると、その盲人たちはみもとにやって来た。イエスが「わたしにそんなことができると信じるのか。」と言われると、彼らは「そうです。主よ。」と言った。29 そこで、イエスは彼らの目にさわって、「あなたがたの信仰のとおりになれ。」と言われた。」(マルコ9:28-29)