聖霊と教会
- Ⅰコリント12:13、黙示録2:29 -
[インマヌエル 上卷.4-08]
[1コリント12:13] 「なぜなら、私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、そしてすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです。」
[黙示録2:29] 「耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい。」
*** 教会は聖霊の臨在によって始まり、聖霊の導きと力によって救い主イエス・キリストをすべての者に証しする働きをする。(使徒行伝2:1-47)
1. 聖霊は教会を一つにする。
(1) 聖霊は教会を神と一つにする。
① キリストとともに死ぬことによって (ローマ書6:6)
「私たちの古い人がキリストとともに十字架につけられたのは、罪のからだが滅びて、私たちがもはやこれからは罪の奴隷でなくなるためであることを、私たちは知っています。」 (ローマ書6:6)
② キリストとともに生かされることによって (エペソ書2:5)
「罪過の中に死んでいたこの私たちをキリストとともに生かし、―あなたがたが救われたのは、ただ恵みによるのです。」 (エペソ書2:5)
③ キリストとともに苦難を受けることによって (ローマ書8:17)
「もし子どもであるなら、相続人でもあります。私たちがキリストと、栄光をともに受けるために苦難をともにしているなら、私たちは神の相続人であり、キリストとの共同相続人であります。」 (ローマ書8:17)
④ キリストとともに栄光を受けることによって (ローマ書8:17)
(2) 聖霊は教会のすべての聖徒を一つにする。
① キリストとともに治めること (Ⅱテモテ2:12)
「もし耐え忍んでいるなら、彼とともに治めるようになる。もし彼を否んだなら、彼もまた私たちを否まれる。」 (Ⅱテモテ2:12)
② キリストの霊を持つこと (Ⅰコリント6:17)
「主と交われば、一つ霊となるのです。」 (Ⅰコリント6:17)
③ キリストの心を持つこと (Ⅰコリント2:16)
「だれが主のみこころを知り、主を導くことができたか。」ところが、私たちには、キリストの心があるのです。」 (1コリント2:16)
④ 召しのもたらした望みが一つであること (エペソ書4:4~6)
「からだは一つ、御霊は一つです。あなたがたが召されたとき、召しのもたらした望みが一つであったのと同じです。」 (エペソ書4:4)
⑤ キリストにあって交わりを持つこと (使徒行伝2:42~47)
⑥ キリストにあって一つのからだであること (ローマ書12:5)
「大ぜいいる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、ひとりひとり互いに器官なのです。」 (ローマ書12:5)
2. 聖霊は教会を宣教させる。
(1) 宣教は主イエスが教会に与えた重大な使命である。
① イエスが弟子たちに指示された。(マルコ福音書16:15)
② 宣教の内容と方法を言われた。(マタイ福音書28:19~20)
(2) 聖霊は宣教の働きを主管して働かれる。
① 宣教の働きに必要な力を与えてくださる。(使徒行伝1:8)
② 宣教師の派遣を導いてくださる。(使徒行伝13:2)
③ 宣教地域の選択を導いてくださる。(使徒行伝16:10)
④ 宣教師の働きを助けてくださる。(1コリント2:4~5)
3. 聖霊は教会が宣べ伝える福音に力を与える。
(1) 教会が宣べ伝える福音の内容は何か?
① 人間の罪について (創世記3:1~24、エペソ書2:1)
② 神の義について (創世記3:15、ヨハネ福音書3:16、ローマ書2:21~24)
③ 神の国について (マタイ福音書12:28、ルカ福音書22:29~30)
(2) 聖霊によって現れる福音の力とは何か?
① 罪人を悔い改めさせる力である。(使徒行伝2:38)
「そこでペテロは彼らに答えた。「悔い改めなさい。そして、それぞれ罪を赦していただくために、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けるでしょう。」 (使徒行伝2:38)
② 信じる者を救う力である。(ローマ書1:16)
「私は福音を恥とは思いません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。」 (ローマ書1:16)
③ 信仰を持たせる力である。(ローマ書1:17、Ⅱコリント5:21)
「福音のうちには神の義が啓示されていて、その義は、信仰に始まり信仰に進ませるからです。「義人は信仰によって生きる。」と書いてあるとおりです。」 (ローマ書1:17)
(3) 福音の力を理解する方法は何か?
① 福音の内容を信じて受け入れる。(ヨハネ福音書1:12)
② 弟子として福音を宣べ伝える。 (使徒行伝8:4~8)
③ 福音の奥義を理解する。(エペソ書3:4、コロサイ書1:27)
「それを読めば、私がキリストの奥義をどう理解しているかがよくわかるはずです。」 (エペソ書3:4)
「神は聖徒たちに、この奥義が異邦人の間にあってどのように栄光に富んだものであるかを、知らせたいと思われたのです。この奥義とは、あなたがたの中におられるキリスト、栄光の望みのことです。」 (コロサイ書1:27)