模範となる信仰
- ヨハネ福音書4:46~54 -
[インマヌエル 上巻.3-23]
[ヨハネ福音書4:50~54] 「50 イエスは彼に言われた。「帰って行きなさい。あなたの息子は直っています。」その人はイエスが言われたことばを信じて、帰途についた。51 彼が下って行く途中、そのしもべたちが彼に出会って、彼の息子が直ったことを告げた。52 そこで子どもがよくなった時刻を彼らに尋ねると、「きのう、七時に熱がひきました。」と言った。53 それで父親は、イエスが「あなたの息子は直っている。」と言われた時刻と同じであることを知った。そして彼自身と彼の家の者がみな信じた。54 イエスはユダヤを去ってガリラヤにはいられてから、またこのことを第二のしるしとして行なわれたのである。」
*** まず、ガリラヤのカナでイエスが行ったしるしの事実を見てみよう。そして、そのしるしを通して示された主の権能について確信しよう。そして、信じる者の模範となる信仰を学び、真の祝福と平安を持とう。
1. 「しるし」の事実
(1) 場所
① ガリラヤのカナ、イエスが水でぶどう酒を造られた最初のしるしを行った場所である。(ヨハネ福音書2:1~11)
(2) 対象
① 王室の役人の息子は、病気で希望のないほど死にかけていた。(ヨハネ福音書4:49)
(3) ガリラヤのカナでの第二のしるし
① 「イエスは彼に言われた。「帰って行きなさい。あなたの息子は直っています。」その人はイエスが言われたことばを信じて、帰途についた。」 (ヨハネ福音書4:50)
② 「51 彼が下って行く途中、そのしもべたちが彼に出会って、彼の息子が直ったことを告げた。52 そこで子どもがよくなった時刻を彼らに尋ねると、「きのう、七時に熱がひきました。」と言った。」 (ヨハネ4:51~52)
③ 「それで父親は、イエスが「あなたの息子は直っている。」と言われた時刻と同じであることを知った。そして彼自身と彼の家の者がみな信じた。」 (ヨハネ4:53)
2. 信じる者の模範となる信仰
(1) 王室の役人の信仰
「49 その王室の役人はイエスに言った。「主よ。どうか私の子どもが死なないうちに下って来てください。」 50 イエスは彼に言われた。「帰って行きなさい。あなたの息子は直っています。」その人はイエスが言われたことばを信じて、帰途についた。」 (ヨハネ4:49~50)
(2) 百人隊長の信仰
「7 イエスは彼に言われた。「行って、直してあげよう。」 8 しかし、百人隊長は答えて言った。「主よ。あなたを私の屋根の下にお入れする資格は、私にはありません。ただ、おことばをいただかせてください。そうすれば、私のしもべは直りますから。」 (マタイ福音書8:7~8)
(3) ナタナエルの信仰
「イエスはナタナエルが自分のほうに来るのを見て、彼について言われた。「これこそ、ほんとうのイスラエル人だ。彼のうちには偽りがない。」 (ヨハネ福音書1:47)
(4) あなたはどのような信仰を持っていますか?
+ イエスを全能の神の御子として信じますか。それなら、すべてのことがイエス・キリストの中ですでに解決されていると信じてよいのである。(ピリピ書4:12~13)
「12 私は、貧しさの中にいる道も知っており、豊かさの中にいる道も知っています。また、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。13 私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。」 (ピリピ書4:12~13)
+ 神を愛する人々には、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを知らなければならない。(ローマ書8:27~28)
「27 人間の心を探り窮める方は、御霊の思いが何かをよく知っておられます。なぜなら、御霊は、神のみこころに従って、聖徒のためにとりなしをしてくださるからです。28 神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」 (ローマ書8:27~28)
3. 真の信仰に対する神の祝福
(1) 王室の役人と彼の家の者たちに臨んだ祝福
「....」 (本文、ヨハネ福音書4:51)
「....」 (本文、ヨハネ福音書4:53)
(2) 百人隊長に対するイエスの褒め言葉
「イエスは、これを聞いて驚かれ、ついて来た人たちにこう言われた。まことに、あなたがたに告げます。わたしはイスラエルのうちのだれにも、このような信仰を見たことがありません。」 (マタイ福音書8:10)
(3) ナダナエルに臨まれたメシアの預言の成就
「ナタナエルは答えた。先生。あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です。」 (ヨハネ福音書1:49)
*** 信仰には三つの過程があるようだ。第一は、イエスに関する良いお知らせを聞いて信じることである。したがって、私たちはイエスに関する良いお知らせを広く伝えなければならない。第二は、イエスの御言葉を直接聞いて信じることである。したがって、私たちは聖書に記録されたイエスの御言葉を直接読み、聞き、黙想することで信じることができる。そして、三つ目はイエスの権能を体験することでイエスを信じることである。王室の役人はイエスの権能を体験した。そして彼自身と彼の家の者がみな信じた。