ダビデ美しい品性
- Ⅰサム16:18, 使13:22 -
「…エッサイの息子は竪琴を巧みに奏でるうえに、勇敢な戦士で、戦術の心得もあり、 しかも、言葉に分別があって外見も良く、まさに主が共におられる人です。」(Ⅰサム16:18)
「…ダビデを王の位につけ、…『わたしは、エッサイの子でわたしの心に適う者、ダビデを見いだした。彼はわたしの思うところをすべて行う。』」(使13:22)
神は御自分に適うダビデに御心を行わせられた(행13:22). 私たちも神の御心を成しげる者になれるように、ダビデの品性に倣おう。
1. 宮中で現れたダビデの品性
「…主は言われた。立って彼に油を注ぎなさい。これがその人だ。サムエルは油の入っ た角を取り出し、兄弟たちの中で彼に油を注いだ。その日以來、主の霊が激しくダビ デに降るようになった。」(Ⅰサム16:12-13)
⑴ ダビデは権威に従うことができた。
「サウルは、エッサイに使者を立てて言った。あなたの息子で、羊の番をするダビデ を、わたしのもとによこしなさい。エッサイは、パンを積んだろばとぶどう酒の入った 革袋と子山羊一匹を用意し、息子ダビデに持たせてサウルに送った。」(Ⅰサム16:19-20)
⑵ 彼は誠実に王に従った。<参照; マタイ20:28>
「ダビデはサウルのもとに來て、彼に仕えた。王はダビデが大層気に入り、王の武器を持つ者に取り立てた。サウルはエッサイに言い送った。ダビデをわたしに仕えさせ るように。彼は、わたしの心に適った。」(Ⅰサム16:21-22)
⑶ 彼は自分の時を待ち望みながら忍耐した。<参照; Ⅰペトロ5:6>
「神の霊がサウルを襲うたびに、ダビデが傍らで竪琴を奏でると、サウルは心が安 まって気分が良くなり、悪霊は彼を離れた。」(Ⅰサム16:23)
「神の力強い御手の下で自分を低くしなさい。そうすれば、かの時には高めていただ けます。」(Ⅰペトロ5:6)
2. 野原で現れたダビデの品性
⑴ 彼は自分の仕事に誠実であった。<参照; 詩78:70-72, 王上3:6>
「このダビデは行ったり來たりして、サウルに仕えたり、ベツレヘムの父の羊を世話 したりしていた。」(Ⅰサム17:15)
「僕ダビデを選び、羊のおりから彼を取り、乳を飲ませている羊の後ろから取って御 自分の民ヤコブを御自分の嗣業イスラエルを養う者とされた。彼は無垢な心をもって 彼らを養い、英知に満ちた手をもって導いた。」(詩78:70-72)
⑵ 彼は人々に対して穏和であった。<参照; Ⅱテモテ2:24-25, マタイ5:5, 11:29>
「長兄エリアブは、ダビデが兵と話しているのを聞き、ダビデに腹を立てて言った。何をしにここへ來たのか。… お前の思い上がりと野心はわたしが知っている。お前 がやって來たのは、戦いを見るためだろう。ダビデは言った。わたしが、今、何をし たというのですか。話をしているだけではありませんか。」(Ⅰサム17:28-29)
「主の僕たる者は争わず、すべての人に柔和に接し、教えることができ、よく忍び、反抗する者を優しく教え導かねばなりません。… (Ⅱテモテ2:24-25)
⑶ 彼は弱いものを保護した。
「ダビデは言った。僕は、父の羊を飼う者です。獅子や熊が出て來て群れの中から羊 を奪い取ることがあります。そのときには、追いかけて打ちかかり、その口から羊を 取り戻します。…。」(Ⅰサム17:34- 35)
⑷ 彼は神の栄光のために大胆であった。
「わたしは獅子も熊も倒してきたのですから、あの無割礼のペリシテ人もそれらの獣の一匹のようにしてみせましょう。彼は生ける神の戦列に挑戦したのですから。」(Ⅰサム17:36)
⑸ 彼は神の権能を信頼した。
「ダビデもこのペリシテ人に言った。お前は剣や槍や投げ槍でわたしに向かって來るが、わたしはお前が挑戦したイスラエルの戦列の神、万軍の主の名によってお前に立 ち向かう。」(Ⅰサム17:45)
⑹ 彼は自分の仕事に最善を尽くした。
「自分の杖を手に取ると、川岸から滑らかな石を五つ選び、身に着けていた羊飼いの投石袋に入れ、石投げ紐を手にして、あのペリシテ人に向かって行った。」(Ⅰサム17:40)
私たちもダビデのような品性をもって、一生涯、神の恵みをほめたたえ伝えながら生 きよう。参照; 詩23:1-6>