「仲間を赦さない家來」のたとえ
- マタイ18:23-35 -
「あなたがたの一人一人が、心から兄弟を赦さないなら、わたしの天の父もあなたがたに同じようになさるであろう。」(マタイ18:35)
私たちは神の大きな愛によって、すべての罪と過ちを救われた事実を知っており、信じ感謝している。しかしながら、私たちは隣人の小さな過失を赦せない場合が少なくない。イエス様は弟子たちに「わたしたちの負い目を赦してください、わたしたちも自分に負い目のある人を赦しましたように。(マタイ6:12)」と祈るように教えられた。
1. 私たちのすべての過ちと罪を赦してくださる神 (ヘブラ10:17, マタイ18:23-27)
-「もはや彼らの罪と不法を思い出しはしない。」(ヘブラ10:17)
⑴ 罪人になった人間
- 人間はだれでも罪人である。罪の元に生まれ、罪の中に生きており、罪によって死
ななければならない。
①「人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっていますが、」(ローマ3:23)
②「このようなわけで、一人の人によって罪が世に入り、罪によって死が入り込んだように、死はすべての人に及んだのです。すべての人が罪を犯したからです。」(ローマ5:12)
⑵ イエス․キリストの贖罪
①「あなたがたは、以前は自分の過ちと罪のために死んでいたのです。」(エペソ2:1)
②「ただキリスト․イエスによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされるのです。」(ローマ3:24)
⑶ 罪が赦されるためには?
①「わたしたちは、人が義とされるのは律法の行いによるのではなく、信仰によると考えるからです。」(ローマ3:28)
②「口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から复活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。人は心で信じて義とされ、口で公に言い表して救われるのです。」(ローマ10:9-10)
③「言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた。」(ヨハネ1:12)
2. 他人の罪を赦す聖徒 (マタイ18:33, 6:14-15)
-「わたしがお前を憐れんでやったように、お前も自分の仲間を憐れんでやるべきではなかったか。」(マタイ18:33)<参考; 1タラントン = 6000デナリオン, 1デナリオン = 労動者 1日の賃金>
-「もし人の過ちを赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたの過ちをお赦しになる。
しかし、もし人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの過ちをお赦しにならない。」(マタイ6:14-15)
⑴ キリストによって互いに赦し合う。
①「互いに親切にし、憐れみの心で接し、神がキリストによってあなたがたを赦してくださったように、赦し合いなさい。」(エペソ4:32)
②「一日に七回あなたに対して罪を犯しても、七回、『悔い改めます』と言ってあなたのところに來るなら、赦してやりなさい。」(ルカ17:4)
⑵ 清い心で深く愛し合う。
①「あなたがたは、真理を受け入れて、魂を清め、偽りのない兄弟愛を抱くようになったのですから、清い心で深く愛し合いなさい。」(Ⅰペトロ1:22)
⑶ 罪を告白し合い、互いのために祈る。
①「主にいやしていただくために、罪を告白し合い、互いのために祈りなさい。正しい人の祈りは、大きな力があり、効果をもたらします。」(ヤコブ5:16)
②「あなたがたも気をつけなさい。もし兄弟が罪を犯したら、戒めなさい。そして、悔い改めれば、赦してやりなさい。」(ルカ17:3)