なぜ苦難に会うのか?
- ヘブラ12:6 -
「なぜなら、主は愛する者を鍛え、子として受け入れる者を皆、鞭打たれるからである。」(ヘブラ12:6)
1. 苦難に会う理由
⑴ 主の御名のため - 「わたしの名のためにどんなに苦しまなくてはならないかを、わたしは彼に示そう。」 (使9:16, 参照; ヨブ1:11-12)
⑵ 信仰のゆえに - 「ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺した。」(使12:2, 参照; 使12:4, ヘブラ11:33-38)
⑶ 義のために - 「義のために苦しみを受けるのであれば、幸いです。」 (Ⅰペトロ3:14)
⑷ 善を行ったゆえに - 「善を行って苦しみを受け、それを耐え忍ぶなら、これこそ神の御心に適うことです。 (Ⅰペトロ2:20)
⑸ 鍛錬されるために - 「神はわたしの歩む道を知っておられるはずだ。わたしを試してくだされば、金のようであることが分かるはずだ。 (ヨブ23:10)
⑹ 主の愛のゆえに - 「なぜなら、主は愛する者を鍛え、子として受け入れる者を皆、鞭打たれるからである。」 (ヘブラ12:6)
⑺ 自分の罪のゆえに - 「裁かれるとすれば、それは、わたしたちが世と共に罪に定められることがないようにするための、主の懲らしめなのです。」 (Ⅰコリン11:32, 参照; Ⅰヨハネ1:9, ガラテ6:7)
2. 苦難の結果
⑴ 神の栄光にあずかる。- 「この病気は死で終わるものではない。神の栄光のためである。神の子がそれによって栄光を受けるのである。」 (ヨハネ11:4, 参照; ヨハネ11:40)
⑵ ヤハウェの御名をたたえる。- 「わたしは裸で母の胎を出た。裸でそこに帰ろう。主は与え、主は奪う。主の御名はほめたたえられよ。」 (ヨブ1:21)
⑶ 主に頼る。- 「この国々の一切の権力と繁栄とを与えよう。それはわたしに任されていて、これと思う人に与えることができるからだ。」 (ルカ4:6)
⑷ 主に似る。- 「神は前もって知っておられた者たちを、御子の姿に似たものにしようとあらかじめ定められました。それは、御子が多くの兄弟の中で長子となられるためです。」 (ローマ8:29, 参照; ピリピ3:16)
⑸ 忍耐と鍛錬と希望を成す。- 「そればかりでなく、苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを」(ローマ5:3-4)
⑹ 苦難の中にいる者を慰める。- 「神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。」 (Ⅱコリン1:4, 参照; ルカ22:31)
⑺ より謙遜になる。- 「だから、神の力強い御手の下で自分を低くしなさい。そうすれば、かの時には高めていただけます。」 (Ⅰペトロ5:6, 参照; Ⅱコリン12:7-10)
3. 苦難による祝福 (参照; ヘブラ12:5-13)
⑴ 神のより大きな愛を実感する。 (ヘブラ12:5-8)
⑵ 神に対しての従順を学ぶ。 (ヘブラ12:9)
⑶ 神の清さにあずかる。 (ヘブラ12:10)
⑷ 義の良い実を結ぶ。 (ヘブラ12:11)
⑸ 霊と肉がより健康になる。(ヘブラ12:12-13)