祈りが聞き入られない理由
- ヤコブ4:1-3 -
「...あなたがたは、欲しても得られず、人を殺します。また、熱望しても手に入れることができず、争ったり戦ったりします。得られないのは、願い求めないからで、願 い求めても、与えられないのは、自分の樂しみのために使おうと、間違った動機で願 い求めるからです。」(ヤコブ4:1-3)
祈りは、神様と信徒間の霊的な交わりの一つの方法である。祈りは、神様が信徒に与 える真の希望であり、祝福である。宗教改革者カルヴァンは、「祈りは神様の宝庫を開 く鍵である。霊魂の呼吸である。霊魂の勝利のための相撲である。」と言った。しか し、信徒たちが熱心に祈りながら、満されないのはどうしてか?
1. 心に悪事を見ているなら、主は聞いてくださらない。
「わたしが心に悪事を見ているなら、主は聞いてくださらないでしょう。しかし、神はわ たしの祈る声に耳を傾け、聞き入れてくださいました。」(詩66:18-19)
「お前たちが手を広げて祈っても、わたしは目を覆う。どれほど祈りを繰り返しても、決して 聞かない。お前たちの血にまみれた手を洗って、清くせよ。悪い行いをわたしの目の前から 取り除け。悪を行うことをやめ善を行うことを学び、裁きをどこまでも実行して、搾取する 者を懲らし、孤児の権利を守り、やもめの訴えを辯護せよ。」(イザヤ1:15-17)
「イエスは、「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言って、宣べ伝え始められた。」(マタイ4:17)
- 主よ、十字架の血潮で私たちの罪を赦してください。私たちの汚れた心を清めてください。それで、私たちの祈りを聞き入れて答えてください。”
2. 神様の御言葉に耳を傾けるとき、主もその祈りを聞き入れてくださる。
「教えに耳をそむけて聞こうとしない者は、その祈りも忌むべきものと見なされる。」(箴28:9)
「得られないのは、願い求めないからで、願い求めても、与えられないのは、自分の樂し みのために使おうと、間違った動機で願い求めるからです。」(ヤコブ4:1-3)
「イエスは、御自分を信じたユダヤ人たちに言われた。「わたしの言葉にとどまるなら ば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。あなたたちは真理を知り、真理はあなた たちを自由にする。」(ヨハネ8:31-32)
「また、あなたたちは、自分の内に父のお言葉をとどめていない。父がお遣わしになった 者を、あなたたちは信じないからである。あなたたちは聖書の中に永遠の命があると考 えて、聖書を研究している。ところが、聖書はわたしについて証しをするものだ。」
(ヤハネ5:38-39)
- 信徒は神様の御言葉に耳を傾けなければならない。その御言葉の意味を悟り、従わなければならない。そうすれば、主が弟子たちに約束されたすべての祝福を味 わうようになる。
3. 貧しい者の呼び求める声を聞かなければ、主はその人の祈りを聞き入れられない。
「弱い人の叫びに耳を閉ざす者は、自分が呼び求める時が來ても答えは得られない。」(箴21:13)
「わたしの弟子だという理由で、この小さな者の一人に、冷たい水一杯でも飲ませてくれ る人は、必ずその報いを受ける。」(マタイ10:42)
- 私たちは主の御心に従って真心を込めて救済しよう。私たちは機会がある度に助け合おう。
4. 夫婦が愛し合っていないとき、主への祈りが妨げられる。
「夫たちよ、妻を自分よりも弱いものだとわきまえて生活を共にし、命の恵みを共に受け 継ぐ者として尊敬しなさい。そうすれば、あなたがたの祈りが妨げられることはありま せん。」(Ⅰペトロ3:7)
「あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていた だき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるか をわきまえるようになりなさい。」(ローマ12:2)
「教会がキリストに仕えるように、妻もすべての面で夫に仕えるべきです。夫たちよ、キ リストが教会を愛し、教会のために御自分をお与えになったように、妻を愛しなさ い。」(エペソ5:24-25)
- 主はいつも家庭を祝福してくださる。主は夫婦がキリストの中で互いのために祈るとき、真の幸せを与えてくださる。