イエス様の足跡

- ﾏﾙｺ1:35-39 -

 

　　「イエスは言われた。「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、わたしは宣教する。そのためにわたしは出て來たのである。そして、ガリラヤ中の会堂に行き、宣教し、悪霊を追い出された。」(ﾏﾙｺ1:38-39)

 

今日、イエス様の弟子として召された私たちは、イエス様の歩かれた道を学び、見習わなければならない。他の理論や方法は主が見せてくださったものとは比べものにならない。本文は主が行われた事について言及している。

 

1. まず、祈られた。

「朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた。」(ﾏﾙｺ1:35)

- 私たちが多くのことを知り、また、賜物と力を体験したとしても、祈らなければならない。祈ってこそ伝道ができ、力強い活動ができる。

 

* イエス様は弟子たちに祈りを教えてくださった。 (ﾏﾀｲ6:9-13)

「だから、こう祈りなさい。『天におられるわたしたちの父よ、御名が崇められますように。御国が來ますように。御心が行われますように、天におけるように地の上にも。わたしたちに必要な糧を今日与えてください。わたしたちの負い目を赦してください、わたしたちも自分に負い目のある人を赦しましたように。わたしたちを誘惑に遭わせず、悪い者から救ってください。』(ﾏﾀｲ6:9-13)

「だから、言っておく。祈り求めるものはすべて既に得られたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになる。」(ﾏﾙｺ11:24)

 

2. 人々に会いに行かれた。

* <本文; ﾏﾙｺ1:38>

- 主は人々をじっと待っておられたのではなく、直接会いに行かれた。教会は伝道の働き人たちを派遣して、この世の人々に福音を宣べ伝えるようにしなければならない。

「…その日、エルサレムの教会に対して大迫害が起こり、使徒たちのほかは皆、ユダヤとサマリアの地方に散って行った。…さて、散って行った人々は、福音を告げ知らせながら巡り歩いた。」(使8:1-4)

 

3. 伝道し、あらゆる病と弱さを癒された。

* <本文; ﾏﾙｺ1:39>

- 主は福音を伝えるだけでなく、あらゆる病や苦しみを癒された。(ﾏﾀｲ4:23)

「イエスは、悔い改めよ。天の国は近づいたと言って、宣べ伝え始められた。」(ﾏﾀｲ4:17)

「十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。そして、多くの悪霊を追い出し、油を塗って多くの病人をいやした。」(ﾏﾙｺ6:12-13)

 

4. 弟子たちをそばに連れて教えられた。

「イエスはガリラヤ中を回って、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、また、民衆のありとあらゆる病気や患いをいやされた。」(ﾏﾀｲ4:23)

- 主は弟子たちを連れて、現場で教え訓練された。正しい教育は理論的なのではなく生活を通しての現場教育である。生活の中で告白する言葉がもっとも力強く説得力が ある。

「安息日になったので、イエスは会堂で教え始められた。多くの人々はそれを聞いて、驚いて言った。この人は、このようなことをどこから得たのだろう。この人が授かった知恵と、その手で行われるこのような奇跡はいったい何か。」(ﾏﾙｺ6:2)

 

5. 弟子たちにすべき事を指示された。

「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(ﾏﾀｲ28:19-20)

- 教会は世に向かって門を開き、用意された働き人を送り出そう。教会はこの使命を全うするために、忠実な福音の働き人を準備することは何よりも重要なことである。

「多くの証人の面前でわたしから聞いたことを、ほかの人々にも教えることのできる忠実な人たちにゆだねなさい。」(Ⅱﾃﾓﾃ2:2)




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