より幸せな家庭
- エペソ書5:22-6:4 -
[インマヌエル 下巻.1-03]
[エペソ書5:22~25] 「22 妻たちよ。あなたがたは、主に従うように、自分の夫に従いなさい。23 なぜなら、キリストは教会のかしらであって、ご自身がそのからだの救い主であられるように、夫は妻のかしらであるからです。24 教会がキリストに従うように、妻も、すべてのことにおいて、夫に従うべきです。25 夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。」
*** 神は六日間で天地万物を創造された。最後に創造されたのは家庭であった。神はアダムに美しいエデンを全て委ねたが、アダムは幸せではなかった。彼に妻を与え、家庭を築いたとき、彼は初めて幸せになった。
1. 幸せな家庭の基礎は信仰である。
(1) 神を主として仕える信仰がなければ、祝福された家庭を築くことはできない。
- 四季を通じて春風が吹くような家庭を目指すなら、何よりもイエスを深く信じる家庭でなければならない。
(2) 夫と妻、親と子が皆イエスを深く信じることは容易なことではない。
- これほど重要なことはないため、命をかけて家族全員がイエスだけに仕える家庭となるよう努力し、尽力しなければならない。
(3) そして祈らなければならない。それは幸せな家庭において不可欠な条件だからである。
2. 幸せな家庭の成立は秩序である。
(1) 家庭の秩序を維持するために最も重要なことは、権威に従うことである。
① 神は家庭の秩序のために、親と夫に権威を与えられた。
② 子どもと妻は、その権威に従い服従するよう命じられた。(エペソ書5:22, 6:1)
「子どもたちよ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことだからである。」 (エペソ書6:1)
- 親と夫が常に正しいとは限らない。しかし、まず彼らの権威を認め、彼らに従い服従することは、決して卑怯なことでも愚かなことでもない。それは非常に賢明で素晴らしいことである。
(2) 幸せな家庭の共同体である教会を聖く美しくするために、私たちが努めなければならないことの一つは、神が立てられた教会の権威に従うことである。
- 教会に秩序を立てるために、神は長老会、地区会、総会などの権威を授けられた。
3. 幸せな家庭の原動力は愛である。
(1) 夫に権威が授けられた。しかし、それを乱用してはならない。
① 夫の権威は支配することではない。
- 子どもと妻を養育し愛することである。
② 夫の権威は無視することではない。
- 子どもと妻の人格を尊重することである。
(2) 夫は子どもと妻を愛さなければならない。
「父たちよ。あなたがたも、子どもをおこらせてはいけません。かえって、主の教育と訓戒によって育てなさい。」(エペソ書6:4)
「夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。」(エペソ書5:25)
(3) 「人はその父と母を離れ、妻と結ばれ、ふたりは一心同体となる。」 (エペソ書5:31)
① 「父と母を離れ、妻と結ばれ」 - 父と母を無視せよという教えではない。夫婦の独立と愛を認める教えである。
② 儒教は家庭の中心を夫婦ではなく父と母と子に置いている。しかし、神の言葉である聖書は家庭の中心を夫婦に置いている。
*** 人々は学校で良い成績を得るために最善を尽くして勉強する。そして、事業や職場で成功するために本当に血の滲むような努力をする。それは正しいことである。しかし、ほとんどの人はより重要な家庭のために勉強せず、努力しない。
私たちは「信仰」と「従順」と「愛」に関する神の言葉に従って生きることで、私たちの家庭を美しく幸せな家庭に築いていかなければならない。