信じる者にはどんなことでもできる
- マルコ福音書9:17-24 -
[インマヌエル 上巻.3-17]
[マルコ福音書9:17-24] 「17 すると群衆のひとりが、イエスに答えて言った。「先生。おしの霊につかれた私の息子を、先生のところに連れてまいりました。18 その霊が息子に取りつきますと、所かまわず彼を押し倒します。そして彼はあわを吹き、歯ぎしりして、からだをこわばらせてしまいます。それでお弟子たちに、霊を追い出してくださるようにお願いしたのですが、お弟子たちにはできませんでした。」 19 イエスは答えて言われた。「ああ、不信仰な世だ。いつまであなたがたといっしょにいなければならないのでしょう。いつまであなたがたにがまんしていなければならないのでしょう。その子をわたしのところに連れて来なさい。」 20 そこで、人々はイエスのところにその子を連れて来た。その子がイエスを見ると、霊はすぐに彼をひきつけさせたので、彼は地面に倒れ、あわを吹きながら、ころげ回った。21 イエスはその子の父親に尋ねられた。「この子がこんなになってから、どのくらいになりますか。」父親は言った。「幼い時からです。22 この霊は、彼を滅ぼそうとして、何度も火の中や水の中に投げ込みました。ただ、もし、おできになるものなら、私たちをあわれんで、お助けください。」 23 するとイエスは言われた。「できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」 24 するとすぐに、その子の父は叫んで言った。「信じます。不信仰な私をお助けください。」
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+ 霊的な原因による病気は、神の力でなければ完全な治療は不可能である。だからこそ、このような病人をケアする人の信仰と祈りが非常に重要である。
1. 看病する人の信仰と祈りが非常に重要である。
(1) 幼い時から霊的な病気に苦しんでいた。
[マルコ福音書9:21] 本文
(2) 霊的な存在である汚れた霊が関わる病気だった。
[マルコ福音書9:22] 本文
[マルコ福音書25-26] 「25 イエスは、群衆が駆けつけるのをご覧になると、汚れた霊をしかって言われた。「おしとつんぼの霊。わたしが、おまえに命じる。この子から出て行きなさい。二度と、はいってはいけない。」 26 するとその霊は、叫び声をあげ、その子を激しくひきつけさせて、出て行った。するとその子が死人のようになったので、多くの人々は、「この子は死んでしまった。」と言った。」
(3) 霊的な病気の治療は祈り以外に方法がない。
[マルコ福音書9:27-29] 「27 しかし、イエスは、彼の手を取って起こされた。するとその子は立ち上がった。28 イエスが家にはいられると、弟子たちがそっとイエスに尋ねた。「どうしてでしょう。私たちには追い出せなかったのですが。」 29 すると、イエスは言われた。「この種のものは、祈りによらなければ、何によっても追い出せるものではありません。」
2. 信じる者には、どんなことでもできる。
(1) 信じる者には、どんなことでもできる。(マルコ福音書9:23, 25-27)
[マルコ福福音書9:23] 「イエスは言われた。「できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」
(2) イエス様の御名で求めると答えを受ける(ヨハネ福音書14:14、15:16、16:24)
[ヨハネ福音書14:14] 「あなたがたが、わたしの名によって何かをわたしに求めるなら、わたしはそれをしましょう。」
[ヨハネ福音書15:16] 「あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものは何でも、父があなたがたにお与えになるためです。」
[ヨハネ福音書16:24] 「あなたがたは今まで、何もわたしの名によって求めたことはありません。求めなさい。そうすれば受けるのです。それはあなたがたの喜びが満ち満ちたものとなるためです。」
(3) その実例
① ペトロの働き; (使徒行伝3:1-12)
[使徒行伝3:6-8] 「6 すると、ペテロは、「金銀は私にはない。しかし、私にあるものを上げよう。ナザレのイエス・キリストの名によって、歩きなさい。」と言って、7 彼の右手を取って立たせた。するとたちまち、彼の足とくるぶしが強くなり、8 おどり上がってまっすぐに立ち、歩きだした。そして歩いたり、はねたりしながら、神を賛美しつつ、ふたりといっしょに宮にはいって行った。」
② パウロの告白;
[ピリピ書4:13] 「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。」
3. 信仰で求めれば必ず答えを受ける。
(1) すぐに
[マタイ福音書15:28] 「そのとき、イエスは彼女に答えて言われた。「ああ、あなたの信仰はりっぱです。その願いどおりになるように。」すると、彼女の娘はその時から直った。」
(2) 最も良い時に (ヨシュア記14:5-15、歴代誌上22:8)
[ヨシュア記14:6] 「ときに、ユダ族がギルガルでヨシュアのところに近づいて来た。そして、ケナズ人エフネの子カレブが、ヨシュアに言った。「主がカデシュ・バルネアで、私とあなたについて、神の人モーセに話されたことを、あなたはご存じのはずです。」
(3) 良いことで (マタイ福音書7:11、ヘブライ書11:40)
[マタイ福音書7:11] 「してみると、あなたがたは、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天におられるあなたがたの父が、どうして、求める者たちに良いものを下さらないことがありましょう。」
4. 神の御心と計画を考え、信仰で祈るべきである。
- 凡事において神の御心と御計画を悟ることができるように祈らなければならない。
(1) 自分自身と家族に対する神の御計画:
(2) 環境(偶像、宗教)に対する神の御計画:
(3) 将来に対する神の御計画: