感染病に対する聖書の教訓
- 第2歴代誌7:11-14 -
シャローム宣教会
[第2歴代誌7:11-14] 「11.こうしてソロモンは、主の宮と、王宮とを建て終え、主の宮と自分の宮殿に対して実施しようとソロモンが思っていたすべてのことをみごとに実現した。12.すると、主が夜ソロモンに現われ、彼に仰せられた。「わたしはあなたの祈りを聞いた。また、わたしのために、この所をいけにえをささげる宮として選んだ。13.もし、わたしが天を閉ざしたため雨が降らなくなった場合、またイナゴに命じてこの地を食い尽くさせた場合、また、もし、わたしの民に対して疫病を送った場合、14.わたしの名を呼び求めている私の民がみずからへりくだり、祈りをささげ、わたしの顔を慕い求め、その悪い道から立ち返るなら.、わたしが親しく天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地を癒そう。」
序言
新型コロナウイルスなどの様々な感染症の発生のせいで、多くの人は神はなぜ感染爆発を許されるのか―または引き起こしさえされるのか、またそれらの病気は終末のしるしなのかと問うようになりました。- 聖書は歴史的な事実であり、神の御言葉であり、真理であります。
1. 私たちの愛なる憐れみ深い神が、ご自分の民に対してそれほどの怒りを示されることを想像するのは時には難しいことです。
(1) 神の罰には必ず悔い改めと回復の目的があるのです。
+ [本文]、第2歴代誌7:13-14で、神はソロモンに言われました。ここで神は災害を用いてご自分の民を神に引き寄せて、悔い改めと神の子供として天の御父の下へ来たいという願望を起こそうとされているのです。
(2) 新約聖書では、イエスが訪問された地域の疫病も含めて、すべての゛病気とわずらい”を癒されました。(マタイ9:35;10:1;マルコ3:10)
+ 神がペストや疫病を用いてご自分の力をイスラエルに示されたのと同じく、イエスは、ご自分が本当に神の御子であることを立証するために同じ力があることを示して病気を癒されたのです。イエスは同じ癒しの力を弟子たちにも与えられました。それは彼らのミニストリーを立証するためでした。(ルカ9:1)
2. 旧約聖書では、神の民と、神の敵の上にペストや疫病を神が起こされた多くの場合を述べています。
(1) 神は「わたしの名を全地に告げ知らせるためである」と言われました。(出エジプト記9:14,16)
[出エジプト記9:14,16]「14.今度は、わたしは、あなたとあなたの家臣とあなたの民とに、わたしのすべての災害を送る。わたしのような者は地のどこにもいないことを、あなたに知らせるためである。... 16.それにもかかわらず、わたしは、わたしの力をあなたに示すためにあなたを立てておく。また、わたしの名を全地に告げ知らせるためである。」
+ 神はパロがイスラエルを解放するようになるために、エジプトの上に疫病をもたらし、一方神の民がそれに影響されないように守られました。(出エジプト記12:13;15:25)
そうして病気やその他の災難の上に神の主権的支配があることを示されました。
(2) 神はまた神の民に不従順の結果を疫病も含めて警告されたのです。(レビ記26:21,25)
[レビ記26:21,25]「21.また、もしあなたがたが、わたしに反抗して歩み、わたしに聞こうとしないなら、わたしはさらにあなたがたの罪によって、七倍も激しくあなたがたを打ちたたく。... 25.わたしはあなたがたの上に剣を臨ませ、契約の復讐を果たさせよう。またあなたがたが自分たちの町々に集まるとき、わたしは、あなたがたの間に疫病を送り込む。あなたがたは敵の手に落ちる。」
+ 二度にわたって神は、様々な不従順の行いをした1万4700人と2万4000人を破滅されました。(民数記16:49;25:9)
+ モーセの律法を与えられた後、神は人々に従うようにと命令されました。そうしなければエボラのように思えるものも含めて多くの悪に苦しむと。(申命記28:22)これらは神が起こされたほんの少しの疫病と病いです。
[申命記28:22]「主は、肺病と熱病と高熱病と悪性熱病と、水枯れと、立ち枯れと黒穂病とであなたを打たれる。これらのものは、あなたが滅びうせるまで、あなたを追いかける。」
3. 神は今でもご自分の目的を果たすために病気を許されます。
(1) 世界的な感染爆発的な病気でさえ、堕落した世界に住んでいる単なる結果なのです。
+ 感染爆発の病気が特定の霊的原因があるのかどうかを決定する方法はありませんが、私たちは確かに神がすべてのことを主権的に支配しておられること(ローマ書11:36)と神を知っていて神を愛する者たちのためにすべてのことを働かせてくださることを知っています。(ローマ書8:28)
[ローマ書8:28]「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」
(2) 新型コロナウイルスのような病気の広がりは、終わりの時の一部になる感染爆発の前兆です。
+ イエスは終わりの時に関連した未来の疫病について言及されています。(ルカ21:11) 黙示録11章の二人の証人たちは、「思うままに、何度でも、あらゆる災害をもって地を打つ力を持っている。」(黙示録11:6) 黙示録16章では、七人のみ使いが、最後の厳しい裁きとして 七つの災害を地上に投げつけることが書かれています。
(3) 感染爆発の病気の現われが神の罪に対する特定の裁きに関係しているのか、またいないのかもしれません。
+ また単に堕落した世界に住んでいる結果かもしれません。イエスの再臨の時がいつなのか誰も知らないので、世界的感染爆発が私たちが終わりの時に住んでいる証拠だなどというのは気をつけなければなりません。
+ イエスキリストを救い主として知らない人には、病気はこの地上のいのちは微妙で一瞬に失うかもしれないということを思い起こさせてくれます。感染爆発はひどいのですが、地獄はもっとひどいのです。しかしながらクリスチャンにとっては救いの確信と永遠の希望があります。なぜなら、私たちのために十字架で流されたイエスの血があるからです。(イザヤ53:5;;2コリント5:21;へブル書9:28)
結言
感染爆発の病気に対してクリスチャンはどのように反応すべきでしょう?
+ まず、パニックしないこと。神がすべてを支配しておられます。聖書には、”恐れるな.”と同義のことばが300回以上も出てきます。
+ 二番目に、賢明であれ、です。病気にさらされる危険を防ぐための道理的な段階を取ることです。そして家族を守り、家族のために備えることです。
+ 三番目に、奉仕の機会を探すこと。しばしば人々は命を恐れているので、永遠に関しての会話をもっと喜んでするでしょう。大胆に愛情をこめて福音を伝えましょう。いつも愛を持って福音の真理を伝えましょう。(エペソ4:15)