- 神は救いの祝福を伝える礼典として、洗礼と共に聖餐式を備えられました。
聖餐式の意味
聖餐式は、主の十字架を信じて受洗した時の恵み(契約の恵み)を、受け続ける儀式です。この礼典の効果は次の三つです。
(1) キリストの死が示される事:パン(主の体の象徴)と葡萄酒(主の血の象徴)を示されて、私たちは、十字架の主の愛と苦しみを聖餐式のたびごとに心に刻みつけられます。
(2) キリストとその祝福とを頂くこと:示されるだけではなく、信仰をもってパンと葡萄酒を受ける時、主と救いの祝福がわがものとされます。それは心理的効果にとどまらず、キリストご自身が下さる祝福です。
(3) 霊的に養われ恵みの内に成長すること:受洗の時に受けた十字架の恵みの深さや力は、聖餐式を通して豊かさを増し続けます。
聖餐の恵みの道筋
聖餐を通し救いの恵みが私たちに届く道筋について次のことに注意する必要があります。
(1) パンと葡萄酒そのものに、恵みの力があるのではありませんから、身体的、肉的な陪餐が恵みをもたらすとは限りません。信仰による陪餐が恵みを受けるために必要です。
(2) ただし聖餐の恵みの源泉はキリストです。
+コリントの信徒への手紙一 11:23-25 / 23 わたしがあなたがたに傳えたことは、わたし自身、主から受けたものです。すなわち、主イエスは、引き渡される夜、パンを取り、24 感謝の祈りをささげてそれを裂き、「これは、あなたがたのためのわたしの體である。わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。25 また、食事の後で、杯も同じようにして、「この杯は、わたしの血によって立てられる新しい契約である。飮む度に、わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。26 だから、あなたがたは、このパンを食べこの杯を飮むごとに、主が來られるときまで、主の死を告げ知らせるのです。