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問: 聖書はおもに何を教えていますか。
答: 聖書がおもに教えていることは、人が神について何を信じなければならないか、また神は人にどんな義務を求めておられるか、ということです。
聖書の内容の適切さ
聖書は、人がおもな目的(神の栄光をあらわし、永遠に神を喜ぶこと=問1)を実現するために、神様が与えて下さいました神の言葉でした(問2)。そこで、聖書の内容は、この目的を果たすのにふさわしいものになっています。
聖書のおもな内容は、(1)神について何を信じるべきか、(2)神が人に求める義務は何か、です。
(1) 神様を正しく信じる時、私たちは神様の素晴らしさ(神様がどんなに偉大できよく、私たちを深く愛して下さる方か等々)を理解することができ、神様の栄光をたたえ、神様を喜ぶことができます。
また、神様を信じる時、私たちは救われて救済者なる神の栄光を現し、私たちを救われた神様を喜ぶことができます。
(2) 神様が人に求める義務を行なう時、素晴らしい生活(罪を救されながら、神と人を愛することに立ち向かう生活)が実現し、私たちはその生活を通して、私たちの神の栄光を現すことができます。
また、神様が命じられた生活をする時に、私たちは神様との正しい関係を保ち続け、神様を喜ぶことができます。
正しい聖書の読み方
聖書を読む時は、「神様はどんな方か、また、私に何を求めておられるか」ということに思いを集中して、神様の語りかけを聞き取る姿勢で読むべきです。
例えば、世界と人間の創造についての聖書の記事を、現代の自然科学との関係を中心に読むのは筋違いの読み方です。神様は、現代人にも古代人にも大学者にも凡人にも分かる仕方で、世界を造られた神様の栄光や、私たちが生きている世界の意味や、人間の意味(人間の尊厳と使命)などを教えて下さったのです。