旧約聖書・年表
講座で能と聖書の異文化の共生を学ぶ時、
聖書の背景となっているイスラエル民族の歴史を知っていると、
理解がしやすくなります。
木を見て、山を見ずはなくなります。
http://homepage3.nifty.com/yugen/nenpyou/nenpyou.htm
年代(BC) | 時代 | 預言者 | 聖書 |
アダム ↓ ノア | |||
| 族長時代 ①アブラハム ②イサク ③ヤコブ ④ヨセフ | モーセ五書 モーセが書いたとされている。 ①創世記 天地創造、罪の始め、ノアの洪水、族長物語(アブラハム・イサク・ヤコブ・ヨセフの4代とヤコブの12人の子)が書かれている。 | |
1290から1250. 指導者モーセのもとヘブライ人60万人はエジプトを脱出し40年間荒野の放浪。 その後カナン(現: パレスチナ)に入る。 1250から1200. イスラエル12部族によるカナン進攻。 | 民族形成時代 ①モーセ | ②出エジプト記 エジプトの奴隷であったイスラエル民族が神により「出エジプト」し、シナイ山でモーセを通して神の律法(十戒)を受ける。 ③レビ記 祭儀に関する戒めが記され、神の民として汚れたものからの「聖別」が教えられる。 ④民数記 シナイ山を出て40年荒野をさまよいカナンのヨルダン川対岸に着くまで。 ⑤申命記 カナンの地を前に、世代交代したイスラエル民族に神が再戒めを与える。 | |
モーゼの後継ヨシュアの指導でカナンを征服。 | ②ヨシュア | 歴史書 シナイ契約によって神の民とされたイスラエル民族がたどった歴史。 ①ヨシュア記 モーセの後継ヨシュアの指導でカナンに進攻し12部族それぞれが領地を獲得。 | |
1200から1020. 士師たちの活躍。 ヨシュアの死後、イスラエルには王がなく各自が自由に振る舞い偶像礼拝に染まり社会は混乱。 神は「さばきづかさ(士師)」を送り堕落を守る。 人は偶像礼拝で災いがおきるると神に助けを求め、神が助けると偶像礼拝にもどり堕落する時代。 自分勝手に神をまつる偶像礼拝は、神が人に利用され、自分は神に守られているということから勝手な行動をし社会道徳の乱 れとなる。 カナンでは12部族に分かれ生活、周辺民族との戦いを繰り返す。 12部族の指導者は士師と呼ばれた。 | 士師時代 | ②士師記 神への背き他民族に敗北神への悔い改め、士師(指導者)による神の助けと勝利の繰り返し。 ③ルツ記 士師時代の終わり、ダビデの先祖となる女性ルツの物語。 | |
やがて、人々は王制を求め、初代にサウルが王位となる。 1050~1020. サムエルの活躍。 1020. イスラエル王国成立 | 統一王国時代 ①サウル | ④サムエル記(上) サウル王によるイスラエル建国、ダビデへの油注ぎ、サウルの死。 | |
次にダビデが王位となる。 ダビデとその子ソロモンの時代にイスラエルは最盛となる。 1004~965. 1004.ダビデ王12部 族のうちユダを治める。 994.ダビデ王 全イスラエルを治める。 965から922. ソロモン王(ダビデの子) 958. ソロモン王、神殿起工。 | ②ダビデ ③ソロモン | ⑤歴代志(上) ダビデによる王国。 ⑥サムエル記(下) ダビデによる王国。 | |
ソロモンの子・ヤラベアムの時、北の10部族は分裂しイスラエル王国となる。 931.南北分裂 反旗の北朝イスラエル南朝ユダ(ダビ朝) 722. その後、神に背き罪悪を重ねる中、アッシリアにより首都サマリアが陥落し北朝の滅亡。 701. ユダ王国はその後存続するも、その後神に背き罪悪を重ねる中、アッシリアにより首都エルサレム陥 落し南朝の滅亡。 612. 新バビロニアによりアッシ リア滅亡。 605. 新バビロニアがエジプト 軍を破る。 598. 597から 新バビロニアが第1回 ユダ侵入。 593から580. エセキエルの活躍。 597. 最初のバビロン捕囚。 589から587. 新バビロニアが第2回 ユダ侵入。 587. エルサレム陥落。 南朝の滅亡。 | 分裂王国時代 北王国 南王国 (イスラエル)(ユダ) ①ヤラベアム ①レアペハム ②アハブ ②アサ ③エヒウ ③ヨシャバテ ④ヤラベアムⅡ ④ウジヤ ⑤ホセア ⑤アハス ⑥ビゼキア ⑦マナセ ⑧ヨシヤ ⑨エホヤキム ⑩ゼデキヤ
| 北王国 南王国 (イスラエル)(ユダ) ①エリア ①バデヤ ②エリシャ ②ヨエル ③アモス ③イザヤ ④ホセア ④ミカ ⑤ヨナ ⑤ナホム ⑥エセキエル ⑥セパニヤ ⑦ダニエル ⑦ハバクク ⑧エレミヤ ⑨ハガイ ⑩ゼカリヤ ⑪マラキ | ⑦列王記(上) (南・北王国の記録) ソロモン王国~南北王朝分裂~預言者エリヤ。 ⑧歴代志(下) (南王国のみの記録)ソロモン~南王国ユダの滅亡 ⑨列王記(下) (南・北王国の記録) 預言者エリシャ~北王国イスラエルの滅亡~南王 国ユダの滅亡。 |
587. バビロン捕囚。 ユダヤの貴族・技術者はバビロニアに連れていかれる。 552. ペルシャとメディア統合。 547. ペルシャはリディア征服。 539. ペルシャはバビロン征服。 | バビロン捕囚時代 | ⑩エステル記 バビロン捕囚期のイスラエル民族の危機。 | |
538. 捕囚人解放。 やがてペルシャ帝国がバビロニア帝国を滅ぼしペルシャ王クロスによりユダヤ人は数度に分け帰還するも、ペルシャの属州扱い。 旧約聖書はここまで。 | ⑪エズラ記 神殿再建。
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332. アレキサンダー大王のエルサレム占領。 323. イスラエル、プレトマイオス朝エジプトの支配下となる。 200代 一時的独立 198. イスラエル、セレウコス朝シリアの支配下となる。 168~142. マカビ戦争。 ヘレニズム化政策に反対し、ユダヤ人叛乱。 セレコウス朝の支配から解放、一時的独立 063. ローマの属州化 |
. | 預言者 預言者達を通して語られ た裁きと救いのメッセージ。 は記述予言者でなく、「書」 としてはない。 南北王朝分裂期にアモ スに与えられたイスラエル についての神の言葉。 ついての神の言葉。 悔い改め。 の言葉。 ドムについての神の言葉。 ダについての神の言葉。 ヤを通して与えられたイス ラエルの民への神の言葉。 の言葉。 スラエルの民への神の 還時、神殿再建について ハガイに与えられた神の言葉。 神の言葉。 ヤ民族についての神の 言葉。 |