認知症の人の暮らしの安心
http://www3.nhk.or.jp/news/ninchi/index.html
認知症に寄り添い、ともに支える取り組みが始まっています。NHKが取材しました。
認知症の人が、みずからの思いを語る活動が始まっています。
9年前に認知症を発症した元脳外科医の若井晋さん(63)もその1人。若井さんは、認知症の人の本当の思いを知ってほしいと訴えています。
認知症になると、記憶に障害が出たり、言葉が出にくくなったりするため、本人の思いを十分聞かないまま、介護するケースが少なくないといわれています。それを見直し、本人の思いに耳を傾けて、生活のあり方を見つめ直す試みが始まっています。
認知症になると、記憶に障害が出るため、1人で出かけて道に迷い帰れなくなるケースが少なくありません。1年に2万人以上の認知症のお年寄りが行方不明になり、900人以上が誰にも気づかれずに死亡したり、行方がわからないままになっています。そうした認知症の人の命を守ろうと、地域ぐるみの取り組みが始まっています。