霊的な成長
- 第二ペテロ3:18 -
[インマヌエル 上巻.5-28]
(第二ペテロ3:18) 「私たちの主であり救い主であるイエス・キリストの恵みと知識において成長しなさい。このキリストに、栄光が、今も永遠の日に至るまでもありますように。」
*** 初代教会の使徒たちは、自分たちと信徒たちの霊的な成長のために「私たちは、もっぱら祈りとみことばの奉仕に励むことにします。」(使徒行伝6:4)と述べた。では、私たちは霊的な成長のために何をするべきか?
1. まず、父なる神に祈らなければならない。
(1) ともにおられる聖霊の助けによって祈らなければならない。
① 助け主である聖霊は、つまでもあなたがたと、ともにおられる。
「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。」(ヨハネ福音書14:16)
② 御霊ご自身が、私たちのためにとりなしてくださる。
「御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。」(ローマ書8:26)
(2) 祈りの霊的な師匠に出会わなければならない。
- 大きなことを成し遂げた人々の背後には良い師匠がいた。私たちも良い師匠になろう。
① ルデヤはパウロに出会った。
「テアテラ市の紫布の商人で、神を敬う、ルデヤという女が聞いていたが、主は彼女の心を開いて、パウロの語る事に心を留めるようにされた。」(使徒行伝16:14)
② エリシャはエリヤに出会った。
「エリヤはそこを立って行って、シャファテの子エリシャを見つけた。エリシャは、十二くびきの牛を先に立て、その十二番目のくびきのそばで耕していた。エリヤが彼のところを通り過ぎて自分の外套を彼に掛けたので、」(列王記上19:19)
2. そして神の御言葉を伝えなければならない。
(1) 福音を伝えることは聖霊と力によって行われる。
① 福音を伝えるために聖霊が弟子たちの上に臨まれる。
「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」(使徒行伝1:8)
② 聖霊は自ら福音宣教者を助けてくださる。
「彼が知恵と御霊によって語っていたので、それに対抗することができなかった。」(使徒行伝6:10)
(2) 福音宣教のために霊的な礼拝を捧げなければならない。
「私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。」(ローマ書12:1)
① ガイオは伝道者たちのために真実な行いで献身した。
「5 愛する者よ。あなたが、旅をしているあの兄弟たちのために行なっているいろいろなことは、真実な行ないです。6 彼らは教会の集まりであなたの愛についてあかししました。あなたが神にふさわしいしかたで彼らを次の旅に送り出してくれるなら、それはりっぱなことです。」(第三ヨハネ1:5~6)
② ドルカスは、主の弟子たちのために愛の奉仕をした。
「そこでペテロは立って、いっしょに出かけた。ペテロが到着すると、彼らは屋上の間に案内した。やもめたちはみな泣きながら、彼のそばに来て、ドルカスがいっしょにいたころ作ってくれた下着や上着の数々を見せるのであった。」(使徒行伝9:39)
3. しかし、その前に神の御言葉を学び、行わなければならない。<第一テモテ5:17>
(1) 神の御言葉を学ぶことに熱心でなければならない。
① 聖書は救いに至る知恵を与える。<第二テモテ3:15~16>
「あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思うので、聖書を調べています。その聖書が、わたしについて証言しているのです。」(ヨハネ福音書5:39)
(2) 神の御言葉を守り、行う者となるべきである。
① イエスは御言葉通りに行い、弟子たちに模範を示した。<ヨハネの福音書14:31、15:10>
「わたしがあなたがたにしたとおりに、あなたがたもするように、わたしはあなたがたに模範を示したのです。」(ヨハネ福音書13:15)
② イエスは弟子たちに命じておいたすべてのことを守るように教えよと命じられた。
「わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」(マタイ福音書28:20)
*** すべての生き物が成長するように、聖徒たちの霊的な命も成長しなければならない。子どもの成長が親の喜びであるように、イエスは聖徒たちの霊的な成長を喜ばれる。
[第三ヨハネ1:4] 「私の子どもたちが真理に歩んでいることを聞くことほど、私にとって大きな喜びはありません。」