信仰によって成長する
- エペソ書4:13-16 -
[インマヌエル 上巻.5-22]
[エペソ書4:13-16] 13 私たちは皆、神の御子を信じることで一つとなり、完全な人となり、キリストの成熟した姿に満ちるまで成長する。14 これは、私たちがもはや幼子ではなく、人の欺きや巧妙な誘惑に陥り、あらゆる教義の風潮に揺れ動くことがないようにするためである。15 ただ愛のうちに真実を行い、すべてのことで彼に成長する。彼は頭、すなわちキリストである。16 彼から全身は、各関節を通じて助けを受け、結び合わされ、各肢体の分量に従って働き、その体を成長させ、愛のうちに自らを築き上げる。
[ヘブル書11:6] 「信仰がなければ、神を喜ばせることはできない。神に近づく者は、必ず彼が存在し、また彼を尋ねる者たちに報いる方であることを信じなければならない。」
1. 選びと救いに関する信仰
(1) 神は、創造以前にキリストにおいて私たちを選び、ご自身の息子たちとしてくださった。(エペソ書1:3-6)
(2) イエス・キリストは、神である父が彼に与えたすべての人を救った。(ヨハネ福音書17:2-9)
(3) イエス・キリストは、救われた人々を弟子とし、最後まで愛した。(ヨハネ福音書13:1、17:12)
2. 使命とたまものへの信仰
(1) 使命について
① 共通の使命
- 福音の伝道と弟子訓練の使命を自覚しなければならない。(マタイ福音書10:7、28:20)
② 独自の使命
- 主が自分に示された具体的な使命を自覚しなければならない。(使徒行伝27:23-25)
(2) 才能と霊的たまものについて
① 才能
- 自分が持っている才能を福音の働きのために用いなければならない。
② 霊的たまもの
- 主が与えてくださったたまものを信仰によって用いるべきである。(ローマ書12:6-8、第一コリント12:8-10、28-30)
3. イマヌエル(神が私たちとともにおられる)の祝福に対する信仰
(1) 神は自ら存在される方として、その民とともにあり、祝福される。(出エジプト記3:13-15、イザヤ書41:10)
(2) すべての権威を持つキリストは、世の終わりまで主の弟子たちとともにおられる。(マタイ福音書28:18-20)
(3) 助け主聖霊は、主の弟子たちの中に住み、キリストの御業を行う。(ヨハネ福音書14:16-17)
4. 導きと教えへの信仰
(1) 聖書は唯一真の神と、その遣わされた者イエス・キリストについて証しする。(ヨハネ福音書17:3、第二テモテ3:15)
(2) 主なる神は私の牧者であり主であるため、私に欠けるものはない。(詩篇23:1-6、ヨシュア記1:1-9)
(3) イエス・キリストによって、私たちはすべてのことに十分に対応できるようになる。(ローマ書8:37、ピリピ書2:9-11)
(4) 聖霊はすべてを教え、キリストの言葉を思い出させる。(ヨハネ福音書14:26)
(5) 真理の聖霊は、すべての真理の中に導き、将来の事を知らせてくださる。(ヨハネ福音書16:13)
5. 永遠の神の国への信仰
(1) キリストは、御業と教えによって神の国とその栄光を現した。(ヨハネ福音書17:4-7、使徒行伝1:3)
(2) イエス・キリストを信じることで救われた者は、キリストとともに天に坐す。(エペソ書2:4-7)
(3) 主は、神の国に私たちの住む場所を備えるために去って行かれた。(ヨハネ福音書14:2)
(4) 主が住む場所を備えれば、再び来られて私たちを迎え、主とともにいるようにしてくださる。(ヨハネ福音書14:3)
*** 私たちは愛のうちに真実のことを行い、すべての事において頭であるイエス・キリストにまで成長しなければならない。イエスは力を与えてくださり、私たちを成長させ、完全にしてくださる。私たちは神を愛し、互いに愛し、隣人を愛し、敵をも愛さなければならない。神と人前で真実の言葉のみを語り、真実の生活を送らなければならない。そうするとき、私たちは次第に成長し、イエス・キリストの姿を成し遂げるであろう。