報いてくださる人
- ヨハネ福音書12:26 -
[インマヌエル 上巻.5-20]
[ヨハネ福音書12:26] 「わたしに仕えるというのなら、その人はわたしについて来なさい。わたしがいる所に、わたしに仕える者もいるべきです。もしわたしに仕えるなら、父はその人に報いてくださいます。」
*** 私たちは、神が私たちに報いてくださる方であることを知らなければならない。パウロは「あなたがたのうちに働かれるのは神であり、ご自身の喜ばれる御旨のために、あなたがたに願いを授け、行わせる。すべてのことを不平や争いなく行いなさい。(ピリピ書2:13-14)」と語った。では、神はどのような人々に報いてくださるのか?
1. 神に仕える人である。
(1) 神は彼に報いてくださる。
「それゆえ、―イスラエルの神、主の御告げだ―あなたの家と、あなたの父の家とは、永遠にわたしの前を歩む、と確かに言ったが、今や、―主の御告げだ―絶対にそんなことはない。わたしは、わたしを尊ぶ者を尊ぶ。わたしをさげすむ者は軽んじられる。」(サムエル記上2:30)
(2) 神は彼に根本的な知識を与える。
「主を恐れることは知識の初めである。愚か者は知恵と訓戒をさげすむ。」(箴言1:7)
(3) 神は彼に食べ物を与える。
「主を恐れる者に食べ物を与え、」(詩篇111:5)
(4) 神は彼との契約をとこしえに覚えておられる。
「その契約をとこしえに覚えておられる。」(詩篇111:5)
* 神が結ばれた契約の例;詩篇91:14-16
① 「彼がわたしを愛しているから、わたしは彼を助け出そう。」
② 「彼がわたしの名を知っているから、わたしは彼を高く上げよう。」
③ 「彼が、わたしを呼び求めれば、わたしは、彼に答えよう。」
④ 「わたしは苦しみのときに彼とともにいて、彼を救い彼に誉れを与えよう。」
⑤ 「わたしは、彼を長いいのちで満ち足らせ、わたしの救いを彼に見せよう。」(詩篇91:14-16)
* テモテへのパウロの勧告(第二テモテ3:1-5) <箴言5:5-14>
2. イエスに仕える人である。(本文)
(1) イエスに仕える人は誰か。
① イエスは「わたしを人の前で認める者はみな」と言われた。
「ですから、わたしを人の前で認める者はみな、わたしも、天におられるわたしの父の前でその人を認めます。」 (マタイ福音書10:32)
「天におられるわたしの父のみこころを行なう者はだれでも、わたしの兄弟、姉妹、また母なのです。」(マタイ福音書12:50
(2) どのようにイエスに仕えることができるか。
① イエスは「わたしについて来なさい」と言われた。
「わたしに仕えるというのなら、...」 (ヨハネ福音書12:26, 本文)
② イエスは「あなたがたに模範を示した」と言われた。
「14 それで、主であり師であるこのわたしが、あなたがたの足を洗ったのですから、あなたがたもまた互いに足を洗い合うべきです。15 わたしがあなたがたにしたとおりに、あなたがたもするように、わたしはあなたがたに模範を示したのです。」 (ヨハネ福音書13:14-15)
「あなたがたが召されたのは、実にそのためです。キリストも、あなたがたのために苦しみを受け、その足跡に従うようにと、あなたがたに模範を残されました。」 (第一ペテロ2:21)
「私がキリストを見ならっているように、あなたがたも私を見ならってください。」 (第一コリント11:1)
(3) イエスに仕える人たちに与えられる祝福は何ですか。
① 父はその人に報いてくださいます。(ヨハネ福音書12:26、本文)
② イエスの羊を飼う人となる。(ヨハネ福音書21:15-17)
「イエスは三度ペテロに言われた。「ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛しますか。」ペテロは、イエスが三度「あなたはわたしを愛しますか。」と言われたので、心を痛めてイエスに言った。「主よ。あなたはいっさいのことをご存じです。あなたは、私があなたを愛することを知っておいでになります。」イエスは彼に言われた。「わたしの羊を飼いなさい。」(ヨハネ福音書21:17)
③ 神の国でイエスの支配に参加する。(ヨハネの福音書14:3、ルカの福音書22:28-30)
「わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。」(ヨハネ福音書14:3)
「28 けれども、あなたがたこそ、わたしのさまざまの試練の時にも、わたしについて来てくれた人たちです。29 わたしの父がわたしに王権を与えてくださったように、わたしもあなたがたに王権を与えます。30 それであなたがたは、わたしの国でわたしの食卓に着いて食事をし、王座に着いて、イスラエルの十二の部族をさばくのです。」(ルカ福音書22:28-30)
*** 神はイエス・キリストに仕え、従う者を尊ばれます。イエスに仕え、従うことは、救いの確かな証拠である(ヨハネ福音書4:21、第二ペテロ1:10-11)。したがって、神はイエスを尊び、仕える人を尊ぶ。そして、彼は神のより大きな愛を受ける(サムエル記上2:30)。