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問: 創造の御業とは、何ですか。
答: 創造の御業とは、神が、すべてのものを無から、力ある御言葉により、六つの日にわたって、万事はなはだよく造られたことです。
創造の教えと科学
聖書は科学の教科書ではありません。神様が世界創造の大事業を科学的な仕方で記述されたら、大切な真理がすべての人に理解されることはなかったでしょう。
神様は、現代人も古代人も、教養人も一般人も、誰でも、世界についての大切な真理を知ることができるように、創世記に単純でしかも深い仕方で、世界の始まりのことを教えて下さいました。
世界についての大切な真理
(1) 神の栄光の現われ: 世界は神の被造物として、神の栄光を指し示しています。神の知恵(自然界の秩序と美しさ)、力(雄大な自然の創造)、愛(人間が生きるために整えられている自然界)等が、自然界を通して、示されています。
(2) 有限性: 世界は「無から」造られました。永遠的存在ではなく、有限です。この世を拠り所して生きるのは、愚かなのです。神を拠り所にすべきです。
(3) 良さ: 世界は「はなはだよく」造られました。有限ですが悪ではありません。禁欲主義は誤りです。世の喜びや楽しみを、神に感謝して受けるべきです。
(4) 秩序正しさ: 多くの神話と異なり、創世記は、世界が神の知恵ある言葉で、順序を踏んで整然と(六日間の創造の物語がこれを示す)造られたと教えています。
以上をまとめれば、創世記が教える世界についての大切な教えは次の通りです。
「この世界は、神々の気まぐれや偶然にもてあそばれる場所(多くの神話)ではなく、愛と知恵に満ちた全能の神が造り、支え、導いておられる素晴らしい世界です。しかし、私たちは、この世界に最後の望みを置くべきではなく、この世界を造られた神様に最後の望みをおくべきなのです」。