神の平和
- ピリピ4:1-9 -
「そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリス ト․イエスによって守るでしょう。」 (ピリピ4:7)
使徒パウロは手紙の中でいつも聖徒たちに平和があるように祈った。この時間あわゆる人知を超える神の平和がキリスト․イエスの中で皆さんの心と考えとを守って下さるように祈ります。それでは、私たちに臨む神の平和について考えてみよう。
1. どんなとき神の平和が私たちに臨むのか?
⑴ 神が喜ばれることを考えるときである。 <参照; ルカ2:14>
「終わりに、兄弟たち、すべて真実なこと、すべて気高いこと、すべて正しいこと、すべて清いこと、すべて愛すべきこと、すべて名誉なことを、また、徳や称賛に値することがあれば、それを心に留めなさい。」 (ピリピ4:8, 本文)
⑵ 主から学んだこと、受けたこと、聞いたこと、見たことを実行するときである。
「わたしから学んだこと、受けたこと、わたしについて聞いたこと、見たことを実行しなさい。そうすれば、平和の神はあなたがたと共におられます。」(ピリピ4:9,)<参照;ヨハネ8:29>
⑶ 主が命じられたことをすべて守るように教えるときである。
「あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」 (マタイ28:20) <参照; Ⅱチモテ2:2>
2. どうすれば神の平和を続けて味わうことが出來るのか?
⑴ 自分の考えを守る。
① 神の計らいと決定に従って考える。
「万軍の主は誓って言われる。「わたしが計ることは必ず成り、わたしが定めることは必ず実現する。」 (イザヤ14:24) <参照; イザヤ55:8, ピリピ4:13>
② 信仰の度合いに応じて慎み深く評価する。
「わたしに与えられた恵みによって、あなたがた一人一人に言います。自分を過大に評価してはなりません。むしろ、神が各自に分け与えてくださった信仰の度合いに応じて慎み深く評価すべきです。」 (ローマ12:3) <参照; 箴4:23, コロサ3:1>
⑵ 感情を治める。
① 自分の心を治める。 <参照; Ⅰペトロ2:23>
「忍耐は力の強さにまさる。自制の力は町を占領するにまさる。」 (箴16:32)
+ <例話> アブラハム․リンカーンがホワイトハウスにいた時の話である。口数の多い 人たちが、リンカーンは黒人の女性とこっそり一緒に暮らしており、黒人の見方になっている、といううわさを広めていた。その時リンカーンはどうしただろうか? リンカーンは何の対策も立てなかった。
② 言葉に過ちを犯してはならない。
「わたしたちは皆、度々過ちを犯すからです。言葉で過ちを犯さないなら、それは自分の全身を制御できる完全な人です。」 (ヤコブ3:2) <参照; 箴26:4, 21:23>
⑶ 熱心に主に従おう。
① 神の御心に適った情熱を持とう。
「あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。」 (ローマ12:2)
② キリストと聖徒たちのために熱心になろう。
「あなたがたに対して、神が抱いておられる熱い思いをわたしも抱いています。な ぜなら、わたしはあなたがたを純潔な処女として一人の夫と婚約させた、つまりキリストに献げたからです。」 (Ⅱコリン11:2) <参照; Ⅱコリン4:8-10>
⑷ 喜びの中で誠実に生きよう。.
① 今日を喜び祝いながら生きよう。
「今日こそ主の御業の日。今日を喜び祝い、喜び躍ろう。」 (詩118:24)
② 明日の希望をもって生きよう。
「兄弟たち、わたし自身は既に捕らえたとは思っていません。なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、神がキリスト․イエスによって上へ召して、お与えになる賞を得るために、… 」 (ピリピ3:13-14)
神の平和が私たちに臨みます様に。今日もその平和によって喜び、樂しく生きよう。そして、これからは神の子として隣人にキリストの平和があるように祈りながら、力 尽くして福音を伝えよう。 <参考; 民6:26, Ⅰコリン1:3>