行って、あなたも同じようにしなさい。
- ルカ10:25-37 -
「さて、あなたはこの三人の中で、だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。 律法の専門家は言った。「その人を助けた人です。」そこで、イエスは言われた。「行って、あなたも同じようにしなさい。」(ルカ10:36-37)
私たちは善いサマリア人のように、苦しんでいる人々を救う為に、厳しいこの世界に入って行かなければならない。今すぐ、主は「行ってあなたも同じようにしなさい」と言われたことを、「福音」と「愛」でもって伝え実践しよう。
1.律法学者とイエス様の対話
⑴ 対話の内容
① 何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか。
+「すると、ある律法の専門家が立ち上がり、イエスを試そうとして言った。「先生、何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか。」(ルカ10:25)
+「彼は答えた。『心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい、また、隣人を自分のように愛しなさい』とあります。」イエスは言われた。「正しい答えだ。それを実行しなさい。そうすれば命が得られる。」(ルカ10:27-28)
② 私の隣人とは誰ですか。
+「彼は自分を正当化しようとして、「では、わたしの隣人とはだれですか」と言った。」(ルカ10:29)
+「イエスはお答えになった。「ある人がエルサレムからエリコへ下って行く途中、追い はぎに襲われた。追いはぎはその人の服をはぎ取り、殴りつけ、半殺しにしたまま立ち 去った。ある祭司がたまたまその道を下って來たが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。同じように、レビ人もその場所にやって來たが、その人を見ると、道の 向こう側を通って行った。ところが、旅をしていたあるサマリア人は、そばに來ると、その人を見て憐れに思い、近寄って傷に油とぶどう酒を注ぎ、包帯をして、自分のろば に乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。そして、翌日になると、デナリオン銀貨二枚を 取り出し、宿屋の主人に渡して言った。『この人を介抱してください。費用がもっとかかったら、帰りがけに払います。』さて、あなたはこの三人の中で、だれが追いはぎに 襲われた人の隣人になったと思うか。」(ルカ10:30-35)
③ 誰が追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。
+「だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」(ルカ10:36)
+「律法の専門家は言った。「その人を助けた人です。」(ルカ10:37)
④ 行って、あなたも同じようにしなさい。
+「イエスは言われた。「行って、あなたも同じようにしなさい。」(ルカ10:37)
⑵ 対話に表われている比喩がもつ現実的な意味
① サマリア人 - キリストと弟子たち ② エリコの途上 - この世
③ 追いはぎ - サタン ④ 追いはぎに襲われた人 - この世に生きる人間
⑤ 祭司とレビ人 - 律法を知りながらも実行しない人々
* 使徒パウロの勧告:
「たゆまず善を行いましょう。飽きずに励んでいれば、時が來て、実を刈り取ることになります。ですから、今、時のある間に、すべての人に対して、特に信仰によって家族になった人々に対して、善を行いましょう。」(ガラデ6:9-10)
2。 行って、あなたも同じようにしなさい。
⑴ サマリア人の行いは愛の真の実践であった。
① 行って - 足を使って愛した。
② 見て - 目で愛した。
③ 憐れに思い - 心で愛した。
④ ぶどう酒を注ぎ、包帯をして - 手で愛した。
⑤ 油、ぶどう酒、ろばに乗せ - 物質的なもので愛した。
⑥ 介抱した - 時間を捧げて愛した。
⑦ 帰りがけに払います - 最後まで愛した.
⑵ 主イエスの弟子となった私たちも、キリストの愛を実践しよう。
- 今日、我々も「あなたも同じようにしなさい。」と言われたイエス様の指示に従って
① 行って私も、善い業をしよう。
② 行って私も、苦しんでいる人々に福音を伝えよう。
③ 行って私も、キリストの愛を実践しよう。