◆ 教会が大切にしている4つのこと


 上の聖書は、はじめの教会が何をしていたかが分かる貴重な箇所です。42節を読むと?使徒たちの教え=聖書を読んでいた?交わり(コイノニア)をし?パン裂き=聖餐式をし?祈りを大切にしたことが分かります。教会は「旧約(律法と預言者)と新約(使徒たちの教え)聖書」を重んじ、人生や地上における諸問題への規範とします。また「交わり」の本来の意味はフェローシップ(fellowship)というよりシェア(sharing)することです。後の44-45節からも分かるように「それぞれの必要に応じて」喜んで分け合っていました。むやみやたらに分配し、皆が同じ物、同じ財産を持つのではなく、あくまで一人一人の必要に応じてふさわしいものと量が分け与えられていました。そこでは富める者も高ぶらず、貧しい者も卑屈にならず「みな心を一つに」することができる見事な安らぎと調和の交わりが実現していました。また「パン裂き」は食事でパンを食べることより聖餐式を表します(定冠詞が付いているので)。そして「祈り」を大切にしていました。これも定冠詞が付いていますから「祈り会」と言って良いと思います。これを読むとどんな印象を持つでしょか?驚くほど、今の私たちと同じですね。教会ははじめから、今も本質は変わりません。どんどん新製品が出ては消えていく時代にあって、この変わらなさは偉大!安心できますね。


http://www.minamichurch.net/message/