聖書にある結婚

結婚はキリストと教会の象徴です(エフェソ5:21ー33)。創世記2:18で神は人間のために結婚に関しての目的を示されました。地球上で最初の人間であったアダム(1コリント15:45)には彼と共にいる人間が1人もいませんでした。アダムが必要としたパートナーは、動物や他の創造物では叶えられませんでした(創世記2:20)。創世記2:20にある『助ける』という言葉はヘブル語でサポーターという意味があり、更に『彼に合う』という言葉は彼に同意する、賛成するという意味があります。女性は男性の働きや役目に対してサポートをし、同意をするということです。男性と女性は共に歩むようデザインされています。女性は男性の欠けたところを補い、男性の能力をサポートして完全にします。共に助け合い、関係を築くこと、これが男女が結婚する理由です。

結婚は神の前でなされる約束です(マラキ2:14)。結婚が与えられているので、地に人口が満ち続けられます(創世記1:28)。子どもたちは男女の一致によって与えられ、それは神からの贈り物です(詩編127:3)。神が家族を創造されたので、家族は互いに助け合い、配慮し合って養っていくことができます。父親と母親には、主の言葉を子どもたちに教えるという素晴らしい責任があります(申命記6:7)。子どもたちは、しっかりと子どもをしつけ、育てていく責任感のある夫婦のもとで育てられるべきです(箴言29:17)。親は子よりも多くのことを知っているので、子どもたちを正しく導き教えるべきです(箴言22:15)。父親たちは子どもが主を知り、主を敬うように育てる責任があります(エフェソ6:4)。主の言葉と共に育った子どもには良い基礎ができ、主を信じる多くの機会があります(箴言23:13ー16)。もし子どもたちが主を信じてキリストの弟子になるなら、彼らは次の世代へと福音を告げていくことができます(ロマ1:17)。親が正しい教えで子どもたちを育てるなら、子どもたちはそれを学び、覚えています(箴言22:6)。

結婚は喜びを与えます。結婚した人はそのパートナーとの関係性に幸福を覚えるでしょう。(箴言5:18)結婚したカップルの関係性は双方向であるべきです(1コリント7:4)。夫婦が体の関係を持つとき、二人は1つとなります。それなので結婚外で性的な関係を持ってはなりません(1コリント6:16)。これが、結婚以前に性的関係を持たない理由と、結婚した後はそのパートナーのみと関係を持つ理由です。結婚した相手に誠実でいることは非常に大切です(ヘブル13:4)。結婚は性的な不品行や欲求から人を離します(1コリント7:2)。

神様の結婚に対するご計画ははじめから、生涯を通して1人の夫に対して1人の妻という結婚関係です(1コリント7:39)。神が結んだものを人間が離してはなりません(マタイ19:4ー6)。神ご自身が人間に結婚の賜物をくださいました。人は神の御心を拒絶する場合があるかもしれませんが、神は何がその人にとって最善であるかを知っておられます。

もしあなたがクリスチャンなら、あなたは神の家族の一員であり、神に従うことを一番に優先させているはずです。クリスチャンでない方は、聖書に書かれているようには考えられないかもしれません。しかし真理から来る物を、信じないことで変えたり止めたりすることはできないのです。聖書によると、結婚がいかに素晴らしい贈り物であり、パートナーに対して誠実であることが重要であるかを知ることができ、それを認識することは非常に大切です。

クリスチャンは、クリスチャン同士で結婚するべきです(2コリント6:14)。結婚はキリストと教会の象徴であり(エフェソ5:21ー33)まことの教会(信者)はキリストから離れません。それなので神が結んだクリスチャン同士の結婚関係は、離れるべきではありません。信じない者の結婚については、神が結び合わせたわけではないので、神の御心とはまた別です。信者になる前に起こったこと(主を信じる前に結婚と離婚をし、離婚した後から信者になった場合など)は、主の結んだものではありません。

1コリント7:10ー11によると、結婚した後から主を信じてクリスチャンになった場合、その相手を離縁すべきでないと教えています。もし別れてしまっていたら、たとえその相手がどんな人であっても、他の人と結婚しないままでいるべきです。そして可能であれば再び同じ相手と一緒になることができます。同じ相手と再婚しないなら、その相手が死を迎えるまで未婚のままいるべきです。1コリント7:12ー13は別れではなく共に一緒にいることを望むべきであると示されています。

1コリント7:14、イスラエルの国が『聖なる国民』とされたように(出エジプト19:6)クリスチャンが持つ信者でない家庭も、聖なる者として考えられます。しかし、親が信者であることによって、その子どもまでも自動的に救われるということはありません。救いは個人の救い主としてキリストを信じお任せすることで得られます。しかしその信者によって、信者でない家族は常に聖霊の働きの影響を受けることになるでしょう。1コリント7:15で、忍耐するのがベストであることが示されています。しかし、信者でない相手がキリストを拒否して離れ、再婚するなら、その場合は信者も別の相手と再婚して構いません。

1コリント7:17-20で信じる者は救われたときと同じ身分にとどまるべきだと教えています。もし二度か三度目の結婚後に信者になった場合も、一度目の結婚相手に戻って再婚するのではなく、今のパートナーにとどまるべきです。聖書は性的不品行を避けるようにと教えています。1テサロニケ4:1-8を読んでください。

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