イエス・キリストがなさること
- ヨハネ20:30-31 -
イエス様は人々に御自分が神の子、キリストであることを信じさせ、命を得させるために、すべての ことを教え、行われた(ヨハネ20:30-31, 6:39-40)。またそれは、御自分の弟子たちにこの世での使命を 悟らせるためでもあった。ヨハネによる福音書に記されているイエス様が見せられた7つのしるしを 中心にして、「イエス・キリストは何をなさるのか?」を考えてみよう。
1. 創造の働きをなさる。(ヨハネ2:1-12)
⑴ ぶどう酒が足りなくなったので、母がイエスに、「ぶどう酒がなくなりました」と言った。
⑵ イエスが、「水がめに水をいっぱい入れなさい」、「それをくんで宴会の世話役のところへ持って行きなさい」と言われた。
⑶ このぶどう酒がどこから來たのか、水をくんだ召し使いたちは知っていたが、世話役は知らなかった。
⑷ この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、その栄光を現された。弟子たちはイエスを信じた。
2. 肉体の命を治められる。(ヨハネ4:43-54)
⑴ イエスのもとに行き、カファルナウムまで下って來て息子をいやしてくださるように頼んだ。
⑵ イエスは言われた。「帰りなさい。あなたの息子は生きる。」
⑶ イエスの言われた言葉を信じて帰って行った。下って行く途中、その子が生きていることを告げた。
⑷ 彼もその家族もこぞって信じた。
3. 罪を赦し、罪による病を癒される。(ヨハネ5:1-16)
⑴ そこに三十八年も病気で苦しんでいる人がいた。
⑵ イエスは言われた。「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。」
⑶ その人はすぐに良くなって、床を担いで歩きだした。
⑷ ユダヤ人たちはイエスを迫害し始めた。イエスが、安息日にこのようなことをしておられたからである。
4. すべての必要を供給して下さる。(ヨハネ6:1-14)
⑴「ここに大麦のパン五つと魚二匹とを持っている少年がいます。」
⑵ イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えてから、座っている人々に分け与えられた。
⑶ 人々が五つの大麦パンを食べて、なお残ったパンの屑で、十二の籠がいっぱいになった。
⑷「まさにこの人こそ、世に來られる預言者である」と言った。
5. 自然を治められる。(ヨハネ6:15-21)
⑴ イエスが湖の上を歩いて舟に近づいて來られるのを見て、彼らは恐れた。
⑵ イエスは言われた。「わたしだ。恐れることはない。」
⑶ そこで、彼らはイエスを舟に迎え入れようとした。
⑷ すると間もなく、舟は目指す地に着いた。
6. 世のまことの光を見るようにして下さる。(ヨハネ9:1-41)
⑴ イエスは通りすがりに、生まれつき目の見えない人を見かけられた。
⑵ 唾で土をこねてその人の目にお塗りになった。そして、「シロアムの池に行って洗いなさい」と言われた
⑶ そこで、彼は行って洗い、目が見えるようになって、帰って來た。
⑷ イエスは言われた。「見えない者は見えるようになり、見える者は見えないようになる。」
7. 复活の希望を与えて下さる。(ヨハネ11:1-57)
⑴ 死んだラザロの姉妹マルタが、「主よ、四日もたっていますから、もうにおいます」と言った。
⑵ イエスは言われた。「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。」
⑶ 死んでいた人が、手と足を布で巻かれたまま出て來た。顔は覆いで包まれていた。
⑷ イエスのなさったことを目撃したユダヤ人の多くは、イエスを信じた