自分が今どういう状態におかれているのかを知ることはとても大切なことなのですが、それを知ることは非常に難しいようです。どういう状態にあるのかが分かれば、打開策が見つかります。事態を好転させるためには、冷静に状況を把握して事後策を練らなければなりません。

一方、自らのおかれている状況を冷静に分析すると、不甲斐ない自分の現住所が明らかになりますので、これを恐れて冷静な分析を断念してしまう人も多いようです。しかし、これを恐れていては、前進が阻まれるだけでなく、ついには舵の効かなくなった船のように、世間の波に翻弄されて押し流されるがままの人生になってしまう恐れがあります。

自分を直視する事は非常に大切なことです。そこから逃れようとしないように気をつけましょう。

「こういうわけで、なすべき正しいことを知っていながら行なわないなら、それはその人の罪です。」(ヤコブ書4:17)

現実逃避はやめて、聖書の御言という鏡に自分を映し出して、自分の至らない点や罪、弱さなどを素直に認めて、その弱い箇所に神に働いていただきましょう。