聖霊の交わり
- Ⅱコリント13:13 -
[Ⅱコリント13:13} 「主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた一同とともにあるように。」
*** 聖書で言われる「聖霊の交わり」とは、単なる人間同士の親しい関係ではなく、聖霊によって与えられる神との結びつき、また信者同士の霊的な一致と共有を意味します。
1. 聖書における表現
(1) 代表的なのは、本文(Ⅱコリント13:13)の聖句です。
(2) ここでの「交わり」は、ギリシャ語で 「コイノーニア(κοινωνία)」 といい、分かち合い・参与・一致・共同体 という意味を含んでいます。
2. 聖霊の交わりの意味(3つの側面)
(1) 神との交わり
① 聖霊は、私たちを神と結びつけるお方です。
② 聖霊によって神を「父よ」と呼べる(ローマ書8:15)
➂ 祈りにおいて神と交わることができる(ローマ書8:26)
+ 聖霊の交わりとは、神が遠い存在ではなく、共におられる方として生きることです。
(2) キリストにある一致
① 聖霊は、信者をキリストの体として一つにします。
② 「私たちは皆、一つの御霊によって一つのからだとなった」(Ⅰコリント12:13)
➂ 国籍・文化・立場を超えた一致
④ 同じ信仰、同じ命を分かち合う関係
+ 教会の一致は人間的努力ではなく、聖霊による交わりです。
(3) 霊的な恵みの共有
① 聖霊の交わりとは、恵みを分かち合うことでもあります。
② 慰め、導き、力、賜物の共有(Ⅰコリント12章)
➂ 愛・喜び・平安などの実を共に味わう(ガラテヤ書5:22)
+ 一人で信仰生活を送るのではなく、共に歩む命の交わりです。
3. 聖霊の交わりがもたらす実際的な意味
(1) 孤独から解放される信仰
(2) 互いに祈り、支え合う教会生活
(3) 神の御心に導かれた日常生活
*** 聖霊の交わりとは:聖霊によって神と結ばれ、キリストにあって互いに一つとされ、神の恵みと命を分かち合って生きることです。
+++ 日常生活で聖霊の交わりを深める方法 +++
1. 祈りの中で聖霊を意識する
(1) 聖霊の交わりは、特別な体験というより日々の祈りの中で育まれる関係です。
(2) 短い祈りでもよい。「聖霊よ、今日の歩みを導いてください」
(3) 言葉が出ない時も沈黙を大切にする。
「御霊ご自身が…とりなしてくださる」(ローマ書8:26)
+ 祈りは「話すこと」だけでなく、「共におられること」です。
2. みことばを通して聖霊に聞く
(1) 聖霊は聖書の言葉を通して語られます。
(2) 少しずつでも毎日読む。
(3) 「この言葉は今日の私に何を示しているか」を静かに考える。
(4) 心に留まる一節を一日大切にする。
+ 聖霊の交わりは、知識よりも“従う心”で深まります。
3. 従順と悔い改めの生活
(1) 聖霊との交わりを妨げる最大の要因は、心の頑なさです。
(2) 間違いに気づいたら素直に認める。
(3) 人を赦すことを選ぶ。
(4) 自分の正しさより神の御心を優先する。
「御霊を悲しませてはいけません」(エペソ書4:30)
+ 悔い改めは交わりを断つ行為ではなく、回復する道です。
4. 愛の行いの中で聖霊と歩む
(1) 聖霊は愛の実を結ばせるお方です。
(2) 人の話をよく聞く。
(3) 小さな親切を惜しまない。
(4) 裁くより祈ることを選ぶ。
「御霊の実は愛、喜び、平安…」(ガラテヤ5:22)
+ 愛を生きる時、聖霊との交わりは最も具体的になります。
5. 教会・共同体の中で交わる
(1) 聖霊の交わりは、個人だけで完結しません。
(2) 礼拝に参加する。
(3) 共に祈り、証しを分かち合う。
(4) 弱さも含めて互いに支え合う。
+ 聖霊は「私」だけでなく「私たち」の中で働かれます。
6. 日常を「神と共に生きる意識」で過ごす
(1) 仕事、家事、移動、休息の中でも、「主よ、今ここにいてください」 「この選択は御心でしょうか」と心を向けることが、交わりを深めます。
*** 日常生活で聖霊の交わりを深めるとは:祈りとみことばの中で聴き、従順と悔い改めによって心を整え、愛と共同体の中で生き、日常すべてを神と共に歩むことです。
