信仰の祈り
- マルコ福音書11:23~25 -
[インマヌエル 下巻.7-12]
[マルコ福音書11:23~25] 「23 まことに、あなたがたに告げます。だれでも、この山に向かって、『動いて、海にはいれ。』と言って、心の中で疑わず、ただ、自分の言ったとおりになると信じるなら、そのとおりになります。24 だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。25 また立って祈っているとき、だれかに対して恨み事があったら、赦してやりなさい。そうすれば、天におられるあなたがたの父も、あなたがたの罪を赦してくださいます。」
*** 「信仰による祈りは、病む人を回復させます。主はその人を立たせてくださいます。また、もしその人が罪を犯していたなら、その罪は赦されます。(ヤコブ書5:15)」と言われた。私たちは神の愛を受けた主イエス・キリストの僕である。真の信仰をもって神の御心を成し遂げる人生を歩もう。
1. 信仰がなければ、すべてが揺らぐ。
(1) 信仰がなければ、心配が生じる。また他者に対する誤解が生じる。
- 悪魔が与える心配は非常に不安になり、心配せざるを得ない事が起きているように見える。
(2) 信仰がなければ、何事も心配に映る。
- 精神的な問題が生じ、肉体の病気も避けられない。
2. 救われた神の子どもであるにもかかわらず
(1) 霊的な病を抱えていると、後悔しながらも繰り返し心配に陥る。
(2) 神に委ねるときに問題が解決し始めるが、神に委ねられない状況だという考えに囚われることもある。
(3) その時、サタンに利用されることになる。(第一ペテロ5:7~9、エペソ書4:20~27)
① 「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」 (第一ペテロ5:7)
② 「身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。」 (第一ペテロ5:8)
③ 「堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通って来たのです。」 (第一ペテロ5:9)
④ 「その教えとは、あなたがたの以前の生活について言うならば、人を欺く情欲によって滅びて行く古い人を脱ぎ捨てるべきこと、」 (エペソ書4:22)
⑤ 「またあなたがたが心の霊において新しくされ、」 (エペソ書4:23)
⑥ 「ですから、あなたがたは偽りを捨て、おのおの隣人に対して真実を語りなさい。私たちはからだの一部分として互いにそれぞれのものだからです。」(エペソ書4:25)
⑦ 「26 怒っても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。27 悪魔に機会を与えないようにしなさい。」(エペソ書4:26~27)
3. 信仰の祈り
(1) 信仰の祈りは病める者を救う奇跡を起こす。(ヤコブ書5:13~15)
① 「あなたがたのうちに苦しんでいる人がいますか。その人は祈りなさい。喜んでいる人がいますか。その人は賛美しなさい。」(ヤコブ書5:13)
② 「あなたがたのうちに病気の人がいますか。その人は教会の長老たちを招き、主の御名によって、オリーブ油を塗って祈ってもらいなさい。」(ヤコブ書5:14)
③ 「信仰による祈りは、病む人を回復させます。主はその人を立たせてくださいます。また、もしその人が罪を犯していたなら、その罪は赦されます。」(ヤコブ書5:15)
(2) 祈り求めたことは、すでに受けたものとして信じれば、その通りになる。(マルコ福音書11:23~24)
(3) 弱いイエスの弟子たちが信仰をもって祈ったとき、神は応えてくださった。
① 聖霊が臨み、しるしと奇跡が現れた。(使徒行伝2:1~13, 4:29~31)
「29 主よ。いま彼らの脅かしをご覧になり、あなたのしもべたちにみことばを大胆に語らせてください。30 御手を伸ばしていやしを行なわせ、あなたの聖なるしもべイエスの御名によって、しるしと不思議なわざを行なわせてください。31 彼らがこう祈ると、その集まっていた場所が震い動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語りだした。」 (使徒行伝4:29~31)
② 神の力が現れて多くの人を神のもとへ帰らせた奇跡が聖書に多く記されている。(使徒行伝12:1~25, 列王記下19:35)
*** 私たちは心を新たにし、「なたがたは、互いに罪を言い表わし、互いのために祈りなさい。いやされるためです。義人の祈りは働くと、大きな力があります。」(ヤコブ書5:16)という御言葉に従い、心を合わせて信仰をもって互いのために祈らなければならない。