主よ、お心一つで
- ルカ福音書5:12~13 -
[ルカ福音書5:12~13] 「12 さて、イエスがある町におられたとき、全身らい病の人がいた。イエスを見ると、ひれ伏してお願いした。「主よ。お心一つで、私はきよくしていただけます。」 13 イエスは手を伸ばして、彼にさわり、「わたしの心だ。きよくなれ。」と言われた。すると、すぐに、そのらい病が消えた。」
*** 花冷えが過ぎれば、すぐに新しい春が来ます。神の人々に閉ざされる試練と苦しみは、新しい祝福の扉を開くきっかけとなる。らい病にかかり絶望していた人がきれいに直った。その人に起きた奇跡の御業について考えてみよう。
1. 彼は絶望している時にイエスに出会った。 (本文、ルカ福音書5:12)
(1) イエスは道であり、真理であり、いのちである。
- 人間は自ら絶望するしかない時、初めて神を求めるようになる。
「イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」 (ヨハネ福音書14:6)
(2) イエスは全能のお方である。
- イエスはご自分を信じる者のために権能を用いてくださる。
「イエスは言われた。「できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」 (マルコ福音書9:23)
「神にとって不可能なことは一つもありません。」 (ルカ福音書1:37)
「彼らはみなで言った。「ではあなたは神の子ですか。」すると、イエスは彼らに「あなたがたの言うとおり、わたしはそれです。」と言われた。」 (ルカ福音書22:70)
「これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるため、また、あなたがたが信じて、イエスの御名によっていのちを得るためである。」 (ヨハネ福音書20:31)
2. 彼はイエスに自分の願いを言った。(本文、ルカ福音書5:12)
(1) 主は貧しい者の願いを聞いてくださる。
「主よ。あなたは貧しい者の願いを聞いてくださいました。あなたは彼らの心を強くしてくださいます。耳を傾けて、」 (詩篇10:17)
(2) 主は私たちに心の願いを与え、求めるようにされる。
「主よ。私の願いはすべてあなたの御前にあり、私の嘆きはあなたから隠されていません。」 (詩篇38:9)
3. 彼は以前よりもさらに人生の喜びを得た。(本文、ルカ福音書5:13)
(1) 神は恐れる者の願いをかなえくださる。
「あなたの一生を良いもので満たされる。あなたの若さは、わしのように、新しくなる。」 (詩篇103:5)
「また主を恐れる者の願いをかなえ、彼らの叫びを聞いて、救われる。」 (詩篇145:19)
(2) イエスは「わたしの名によって何かをわたしに求めるなら、わたしはそれをしましょう(ヨハネ福音書14:14)」と言われた。
「あなたがたは今まで、何もわたしの名によって求めたことはありません。求めなさい。そうすれば受けるのです。それはあなたがたの喜びが満ち満ちたものとなるためです。」 (ヨハネ福音書16:24)
(3) 主は、信じて求める者たちに良いものを与えてくださる。
「あなたがたは、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天におられるあなたがたの父が、どうして、求める者たちに良いものを下さらないことがありましょう。」 (マタイ福音書7:11)
「あなたがたは、よりすぐれた賜物を熱心に求めなさい。また私は、さらにまさる道を示してあげましょう。」 (1コリント12:31)
「そのようにして、イエスは、さらにすぐれた契約の保証となられたのです。」 (ヘブライ書7:22)
「今、キリストはさらにすぐれた務めを得られました。それは彼が、さらにすぐれた約束に基づいて制定された、さらにすぐれた契約の仲介者であるからです。」(ヘブライ書8:6)
「すべての良い贈り物、また、すべての完全な賜物は上から来るのであって、光を造られた父から下るのです。父には移り変わりや、移り行く影はありません。」 (ヤコブ書1:17)
*** 私たちは、どんなことがあっても、信仰の願いを持ち、誠実で切実な心で、イエス・キリストの御名によってその願いを神に祈るべきである。
< 参照; 詩篇21:2-6、38:9 >
「2 あなたは彼の心の願いをかなえ、彼のくちびるの願いを、退けられません。セラ 3 あなたは彼を迎えてすばらしい祝福を与え、彼のかしらに純金の冠を置かれます。....」 (詩篇21:2~6)
「主よ。私の願いはすべてあなたの御前にあり、私の嘆きはあなたから隠されていません。」 (詩篇38:9)