聖書は神の御言葉である
- 第二テモテ3:16~17 -
[インマヌエル 上巻.1-30]
[第二テモテ3:16~17]「16 聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。17 それは、神の人が、すべての良い働きのためにふさわしい十分に整えられた者となるためです。」
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聖書は、創造主である神が人間に与えた真理であり、唯一の真理である。神はその聖書を私たちに与えるために、1,600年余りの間、40人余りの人々を通して記録させ、そして今日に至るまで2,400年余りの間、保存されてきた。
この聖書について具体的に考えてみよう。
1. 聖書はどのように作られたのか?
(1) すべての聖書は神の霊感によるものである。
[第二テモテ3:16]「聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。」
(2) 聖書は、聖霊に動かされた人たちが、神からのことばを語ったものである。
[第二ペテロ1:21]「なぜなら、預言は決して人間の意志によってもたらされたのではなく、聖霊に動かされた人たちが、神からのことばを語ったのだからです。」
2. 旧約聖書と新約聖書の違いは何か?
(1) 旧約聖書:
[ヨハネ福音書5:39]「あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思うので、聖書を調べています。その聖書が、わたしについて証言しているのです。」
(2) 新約聖書:
[ヘブライ書1:1-2]「1 神は、むかし先祖たちに、預言者たちを通して、多くの部分に分け、また、いろいろな方法で語られましたが、2 この終わりの時には、御子によって、私たちに語られました。神は、御子を万物の相続者とし、また御子によって世界を造られました。」
3. 聖書を与えられた目的は何か?
(1) イエスが神の御子キリストであることを信じさせるためである。
[ヨハネ福音書20:31]「しかし、これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるため、また、あなたがたが信じて、イエスの御名によっていのちを得るためである。」
(2) キリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせるためである
[第二テモテ3:15]「また、幼いころから聖書に親しんで来たことを知っているからです。聖書はあなたに知恵を与えてキリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせることができるのです。」
4. 聖書が持っている重要な特徴は何か?
(1) 神の御言葉は生きていて、力があり、.... 心のいろいろな考えやはかりごとを判別する。
[ヘブライ書4:12]「神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを判別することができます。」
(2) 神の御言葉は完全で、確かで、正しくて、きよくである。
[詩篇19:7-8]「7 主のみおしえは完全で、たましいを生き返らせ、主のあかしは確かで、わきまえのない者を賢くする。8 主の戒めは正しくて、人の心を喜ばせ、主の仰せはきよくて、人の目を明るくする。」
(3) 神の御言葉は一点一画でも決してすたれることがなく、全部が成就される。
[マタイ福音書5:18]「まことに、あなたがたに告げます。天地が滅びうせない限り、律法の中の一点一画でも決してすたれることはありません。全部が成就されます。」
5. 聖書に対してどのような態度を持つべきか?
(1) 聖書を朗読し、聞いて、そこに書かれていることを心に留めるなければならない。
[黙示録1:3]「この預言のことばを朗読する者と、それを聞いて、そこに書かれていることを心に留める人々は幸いである。時が近づいているからである。」
(2) 神の御言葉を喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさまなければならない。
[詩篇1:1-2]「1 幸いなことよ。悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった、その人。2 まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。」
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⁂ 聖書には天国の栄光と聖徒が受ける祝福が預言されている。その約束された祝福は、荒々しい荒野のようなこの世で信仰の戦いを戦う聖徒たちに大きな慰めと力を与えてくれる。