神が求められる人
- 歷代志下16:7~10 -
[インマヌエル 上巻.1-29]
[歷代志下16:7~10] 「7 そのとき、予見者ハナニがユダの王アサのもとに来て、彼に言った。「あなたはアラムの王に拠り頼み、あなたの神、主に拠り頼みませんでした。それゆえ、アラム王の軍勢はあなたの手からのがれ出たのです。8 あのクシュ人とルブ人は大軍勢ではなかったでしょうか。戦車と騎兵は非常におびただしかったではありませんか。しかし、あなたが主に拠り頼んだとき、主は彼らをあなたの手に渡されたのです。9 主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力をあらわしてくださるのです。あなたは、このことについて愚かなことをしました。今から、あなたは数々の戦いに巻き込まれます。」 10 すると、アサはこの予見者に対して怒りを発し、彼に足かせをかけた。このことで、彼に対し激しい怒りをいだいたからである。アサはこのとき、民のうちのある者を踏みにじった。」
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神は、神の祝福だけを願っている人ではなく、神のために自分の命を賭ける人を求められる。神は神の国と教会のために働く人を求められる。この時代に神が求められる人はどんな人なのか?
1. 正しい信仰で用いられた人を求められる (7節)
(1) ユダの王アサは、神より自分の財力と異邦国の軍勢をもっと拠り頼めていた。
① 多くの聖徒たちも、神よりも世のものをより信じ、より頼りにして生きているようだ。
② 多くの聖徒たちも、神よりもお金を頼り、自分の能力を拠り頼って生きているようだ。
③ 神はどんな状況でも神に対する正しい信仰を持っている人を求められる。
(2) 信仰は、ないものをあるように見える能力を持たせる。(ヘブライ書11:1~2)
① 信仰は、苦しい現在に生きながらも、永遠の神の国を認めることである。
② 信仰は、神がこの世で自分を通して成し遂げる神の御業を認めることである。
③ 信仰は、自分の問題に焦点を当てるのではなく、自分を助けてくださる神の御業を認めることである。
+ 神が求められる正しい信仰の人になりましょう。神は私たちの疲れた手と弱い膝を起こしてくださる。
[ヘブライ書12:11~12] 「11 すべての懲らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、かえって悲しく思われるものですが、後になると、これによって訓練された人々に平安な義の実を結ばせます。12 ですから、弱った手と衰えたひざとを、まっすぐにしなさい。」
2. 熱心に神に仕えている人を求められる (9節)
(1) 熱心に神に仕えている人を求められて、神の力を与えてくださる。
- 神は熱心に神に仕えている人を求められる。
① 使徒ヨハネはエペソ教会に向かって「主に対する最初の熱心を回復しなさい」と言われた。
②「熱心-Enthusiasm」という言葉は、その語源的な意味で「神と共にする」という意味である。
③ジョン・C・マクスウェルは「もし私たちの心に神が共にするようにすれば、私たちは熱心になるだろう」と言った。
(2) ニューホープコミュニティ教会のデール・ギャラウェイ牧師は、私たちの熱心を啓発し、拡大させるための4つの方法を提示する。
① 神と出会い、恵みを受ける機会を作る。
② 黙想する生活を送る。自分だけの静かな時間を持つ。
③ 神に対して熱心な人々と出会い、交わりを持つ。
- 熱心は他の熱心な人々と一緒にする時間を通して私たちにやってくる。
④ 夢を見る時間を持つこと。
- 神があなたに与えてくださった夢が何であるかを考えなさい。
- あなたが主のためにやりたいことが何であるかを考えなさい。
- 神に対する熱心を抱こう。そうすれば、神はあなたを通して神の力を見せてくださる。
3. 神は謙虚な心で従順する人を求められる (10節)
(1) アサ王は預言者の言葉を聞かなかった。彼は自分のやりたいように行動した。
① 最も賢い人は、無条件に神に従う人生を生きる人である。
[1コリント1:25]「なぜなら、神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからです。」
② 信仰生活とは、自分の基準と自分の考えに神の御言葉を合わせるのではなく、神が示された御言葉に自分を合わせることである。
(2) 神は、神の力を与えようとする人を求められる。
① 神は言い訳を聞くことを望んでおられるのではなく、従うことを望んでおられる。
② 神は、神と共に神の御心を成し遂げる人を求められる。
- これからは神を必要とする人にとどまらず、神が必要とする人になりましょう。
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自分の信仰の分量に合わせて献身するのではなく、神の基準に合わせて信仰を育てよう。自分の感情と自分の気持ちを理解してほしいと不平を言うのではなく、神を喜ばせる者になろう。神が求められる人になるために、私たちの人生で変えなければならないことを深く考えよう。