キリスト者の病気
- ヨハネ福音書9:1-3 -
シャローム宣教会
[ヨハネ福音書9:1-3]「1.またイエスは道の途中で、生まれつきの盲人を見られた。2.弟子たちは彼についてイエスに質問して言った。「先生。彼が盲目に生まれついたのは、だれが罪を犯したからですか。この人ですか。その両親ですか。」3.イエスは答えられた。「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現われるためです。」
序言
すべての場合がそうではありませんが、罪と病気はしばしば関連しています。人は罪によって様々な病気にかかります(申命記28章)。ですから、ヤコブは「互いに罪を言い表わし、互いのために祈りなさい。」と言われました(ヤコブ書5:16)。しかし、この盲人の場合は、自分やその親が罪を犯したのではなく、彼から"神のわざ"を示そうとしたのです。
"神のわざ"とは、イエス・キリストによって癒されることで彼を信じさせられることを指したようです。ですから、私たちは苦しんでいる兄弟たちについてむやみに判断したり罪を犯したりしないでください。私たちは苦しんでいる兄弟たちを哀れに思い、彼らのために祈らなければなりません。
[イザヤ書55:9]「天が地よりも高いように、わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い。」
[ピリピ書2:13-14)「13.神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行なわせてくださるのです。14.すべてのことを、つぶやかず、疑わずに行ないなさい。」
1。なぜ、病気の苦しみがキリスト者にもあるのですか。
- 神の義の御心を悟るようにすることが根本的な理由です。
⑴ 神の義である愛を知るようになります。(ヨハネ福音書3:16)
[ヨハネ福音書3;16]「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」
⑵ 「いのちの御霊の原理」と「罪と死の原理」について知るようになります。(ローマ書8:2)
[ローマ書8:2]「なぜなら、キリスト・イエスにある、いのちの御霊の原理が、罪と死の原理から、あなたを解放したからです。」
2。病気をどのように癒されるようにしますか。
- 神の言葉に従って祈り、イエス·キリストの権威で癒しを受けるようにします。
⑴ 病気の苦しみの中で自分の罪に気づき、悔い改めさせます。(マタイ福音書9:1-8)
[マタイ福音書9:2]「人々が中風の人を床に寝かせたままで、みもとに運んで来た。イエスは彼らの信仰を見て、中風の人に、「子よ。しっかりしなさい。あなたの罪は赦された。」と言われた。」
⑵ イエス·キリストの病気を治す権威と力を体験し、信じさせます。(ルカ福音書9:1-6)
[ルカ福音書9:1-2「1.イエスは、十二人を呼び集めて、彼らに、すべての悪霊を追い出し、病気を直すための、力と権威とをお授けになった。2.それから、神の国を宣べ伝え、病気を直すために、彼らを遣わされた。」
⑶ イエス・キリストの力を信じて永遠の命の望みを持たせます。(ヨハネ福音書11:40-44)
[ヨハネ福音書11:43-44]「43.そして、イエスはそう言われると、大声で叫ばれた。「ラザロよ。出て来なさい。」44.すると、死んでいた人が、手と足を長い布で巻かれたままで出て来た。彼の顔は布切れで包まれていた。イエスは彼らに言われた。「ほどいてやって、帰らせなさい。」」
⑷ 福音と権能で.汚れた霊の勢力を制御し、病気を癒されるようにします。(使徒行伝8:4-8)
[使徒行伝8:6-7]「6.群衆はピリポの話を聞き、その行なっていたしるしを見て、みなそろって、彼の語ることに耳を傾けた。7.汚れた霊につかれた多くの人たちからは、その霊が大声で叫んで出て行くし、大ぜいの中風の者や足のきかない者は直ったからである。」
3。病気の癒し通じて得られる有益は何ですか。
⑴ 肉的な苦痛を通じて霊的な祝福を悟り、完全な信仰に至ります。(コリントⅡ12:912:9)
[コリントⅡ12:9]「主は、「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現われるからである。」と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。」
⑵ イマヌエルの祝福を体験し、イエス·キリストの弟子になります。(ヨハネ福音15:1-8)
[ヨハネ福音書15:7-8]「7.あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまるなら、何でもあなたがたのほしいものを求めなさい。そうすれば、あなたがたのためにそれがかなえられます。8.あなたがたが多くの実を結び、わたしの弟子となることによって、わたしの父は栄光をお受けになるのです。」
⑶ 忠実な者に与えられる使命を果たすことができます。(エベソ書4:11、使徒行伝13:1)
[エペソ書4:11]「こうして、キリストご自身が、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を伝道者、ある人を牧師また教師として、お立てになったのです。」
[使徒行伝13:1]「アンテオケには、そこにある教会に、バルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、クレネ人ルキオ、国主ヘロデの乳兄弟マナエン、サウロなどという預言者や教師がいた。」
4。病気の痛みの中で何を悟らせ、信じさせるのですか?
⑴ 生命の主管者が創造主なる神であることを信じさせます。(詩編23:1-6、ヘブライ書9:27)
⑵ イエスが永遠の命を与える神の独り子であることを信じさせます。(ヨハネ福音書3:16)
⑶ イエスがこの世を救われる主とキリストであることを信じさせます。(使徒行伝2:36)
⑷ イエス·キリストは永遠に変わらない神であることを信じさせます。(ヘブライ書13:8)
⑸ 聖書が神の御言葉であることを信じさせます。(デモデⅠ3:16、ヘブライ書4:12)
⑹ 神の子供になった自分に対する神の望みを信じさせます。(ピリピ書2:13)
結言
イエスは生まれながら盲人になった者の目を開かせたのです。これはイエスの権能を信じさせるもう一つの奇跡でした。
その盲人はユダヤの指導者たちがイエスが神から来たことを知らないことを不思議に思いました。彼はイエスが神から来なかったなら、何もできなかったでしょうと賢く言いました。
[マルコ福音書5:34]「そこで、イエスは彼女にこう言われた。「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して帰りなさい。病気にかからず、すこやかでいなさい。」」
[ヨハネ第三1:2]「2 愛する者よ。あなたが、たましいに幸いを得ているようにすべての点でも幸いを得、また健康であるように祈ります。」