病気の原因と癒し

- マタイ福音書10:1、8 -

[インマヌエル 上巻.3-07]

[マタイ福音書10:1、8] 「1 イエスは十二弟子を呼び寄せて、汚れた霊どもを制する権威をお授けになった。霊どもを追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいを直すためであった。... 8 病人を直し、死人を生き返らせ、らい病人をきよめ、悪霊を追い出しなさい。あなたがたは、ただで受けたのだから、ただで与えなさい。」

*** イエスは福音を伝えながら、あらゆる病気を直してくださいました(マタイ福音書8:14~17)。そして、弟子たちにも権威を与え、病人を直すように命じられた。

したがって、今日、キリスト・イエスの弟子となった私たちがその使命をよく果たすためには、まず病気の原因と癒しについてよく理解しなければならない。

1. 病気の原因

- 以下のような原因が複合して起こることが多い。

(1) 身体の能力の限界を超えた時に起こる病気 (過労、過酒、薬物中毒など)

(2) 病原菌の感染、毒物、汚染物質などの侵入による病気

(3) 年をとって衰弱した時にかかる病気 (創世記48:1, 10)

(4) 神の御心がある病気 (Ⅱコリント12:7、ダニエル書8:27)

「その啓示があまりにもすばらしいからです。そのために私は、高ぶることのないようにと、肉体に一つのとげを与えられました。それは私が高ぶることのないように、私を打つための、サタンの使いです。」 (Ⅱコリント12:7)

(5) 罪による病気

① 先祖の罪 - 特に偶像崇拝 (サムエル下12:15、出エジプト記20:4~5)

「こうしてナタンは自分の家へ戻った。主は、ウリヤの妻がダビデに産んだ子を打たれたので、その子は病気になった。」 (サムエル下12:15)

「4 あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、どんな形をも造ってはならない。5 それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。あなたの神、主であるわたしは、ねたむ神、わたしを憎む者には、父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、」 (出エジプト記20:4~5)

② 自犯罪 (1コリント5:5、列王記下5:27、歷代志下21:12~19)

「このような者をサタンに引き渡したのです。それは彼の肉が滅ぼされるためですが、それによって彼の霊が主の日に救われるためです。」 (1コリント5:5)

(6) 悪魔が原因で起こりうる病気

① 精神の病気 - (マルコ福音書5:3~15)

② 心の病気 - (マタイ福音書12:25~28、エペソ書4:23~27)

③ 肉体の病気 - (マルコ福音書9:17、ルカ福音書13:16、ヨブ記2:7)

2. 病気の癒し

- 病気の癒しは神の御言葉と信仰の祈りが優先されるべきである。

(1) イエス・キリストを信じて受け入れることによって永遠の命を得る。(ヨハネ福音書1:12、3:16)

(2) 神の御心を悟り、信仰によって祈る。(使徒行伝8:4~10、10:38)

(3) 罪を悔い改め、神の御言葉を信じて従う。

① 偶像を遠ざける。(1ヨハネ5:21)

「子どもたちよ。偶像を警戒しなさい。」 (１ヨハネ5:21)

② すべての罪を悔い改め、赦しを受ける。

(4) イエス・キリストは悪魔のしわざを打ちこわす。

① 「罪のうちを歩む者は、悪魔から出た者です。悪魔は初めから罪を犯しているからです。神の子が現われたのは、ためです。」 (1ヨハネ福音書3:8)

② 「わたしが神の御霊によって悪霊どもを追い出しているのなら、もう神の国はあなたがたのところに来ているのです。」 (マタイ福音書12:28)

③ 「14　そこでイエスは十二弟子を任命された。それは、彼らを身近に置き、また彼らを遣わして福音を宣べさせ、15　悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。」 (マルコ福音書3:14~15)

(5) 医学的な予防と適切な治療が必要である。

(6) 健康を維持するために身体の管理をよくしなければならない。

*** イエスは、弟子たちに病気を直すための、力と権威とを授けになった。

＋マタイ福音書10:1~8、マルコ福音書3:14~15、16:17、ルカ福音書9:1~4、10:1~3、10:17~20、使徒行伝5:16、8:7 -

[ルカ福音書9:1~4] 「1 イエスは、十二人を呼び集めて、彼らに、すべての悪霊を追い出し、病気を直すための、力と権威とをお授けになった。2 それから、神の国を宣べ伝え、病気を直すために、彼らを遣わされた。3 イエスは、こう言われた。「旅のために何も持って行かないようにしなさい。杖も、袋も、パンも、金も。また下着も、二枚は、いりません。4 どんな家にはいっても、そこにとどまり、そこから次の旅に出かけなさい。」