復活の数々の確かな証拠
- 使徒行伝1:3 -
[インマヌエル 上巻.5-04]
[使徒行伝1:3] 「イエスは苦難を受けたのち、自分の生きていることを数々の確かな証拠によって示し、四十日にわたってたびたび彼らに現れて神の国のことを語られた。」
*** イスラム教徒は、教祖ムハンマドの遺体を安置した豪華な墓を誇っているという。しかし、キリスト教の救い主であるイエス・キリストの墓は空っぽである。その墓は、2000年が経過した今日まで、イエス・キリストを信じるすべての人々に復活の希望を与えている。聖書は、イエス・キリストの復活をどのように証ししているか?
1. イエス・キリストの復活を証しした天使たち
(1) 婦人たちに(マタイ福音書28:1~7)
「5 この御使は女たちにむかって言った、「恐れることはない。あなたがたは十字架にかかったイエスを捜していることは、わたしにわかっているが、6 もうここにおられない。かねて言われたとおりに、よみがえられたのである。さあ、イエスが納められていた場所をごらんなさい。」(マタイ福音書28:5~6)
(2) マグダラのマリアに(ヨハネ福音書20:12~13)
「12 白い衣を着たふたりの御使が、イエスの死体のおかれていた場所に、ひとりは頭の方に、ひとりは足の方に、すわっているのを見た。13 すると、彼らはマリヤに、「女よ、なぜ泣いているのか」と言った。マリヤは彼らに言った、「だれかが、わたしの主を取り去りました。そして、どこに置いたのか、わからないのです。」(ヨハネ福音書20:12~13)
2. イエス・キリストの復活を証しした人々
(1) マグダラのマリアと他の女性たち(マルコ福音書16:9~11、ヨハネ福音書20:16~18、マタイ福音書28:9~10)
「週の初めの日の朝早く、イエスはよみがえって、まずマグダラのマリヤに御自身をあらわされた。イエスは以前に、この女から七つの悪霊を追い出されたことがある。」(マルコ福音書16:9)
(2) 墓を守っていた番兵たち(マタイ福音書28:2~4、11)
「2 すると、大きな地震が起こった。それは、主の使いが天から降りて来て、石をわきへころがして、その上にすわったからである。3 その顔は、いなずまのように輝き、その衣は雪のように白かった。4 番兵たちは、御使いを見て恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。」(マタイ福音書28:2~4)
(3) エマオへの道の二人(ルカ福音書24:13~32)
「15 話し合ったり、論じ合ったりしているうちに、イエスご自身が近づいて、彼らとともに道を歩いておられた。16 しかしふたりの目はさえぎられていて、イエスだとはわからなかった。」(ルカ福音書24:15~16)
(4) ペテロ(ルカ福音書24:33~35、第一コリント15:5)
「33 すぐさまふたりは立って、エルサレムに戻ってみると、十一使徒とその仲間が集まって、34 ほんとうに主はよみがえって、シモンにお姿を現わされた。と言っていた。」(ルカ福音書24:33~34)
(5) 十人の弟子たち(マルコ福音書16:14、ルカ福音書24:36~43、ヨハネ福音書20:19~25)
「その日、すなわち週の初めの日の夕方のことであった。弟子たちがいた所では、ユダヤ人を恐れて戸がしめてあったが、イエスが来られ、彼らの中に立って言われた。「平安があなたがたにあるように。」(ヨハネ福音書20:19)
(6) 十一人の弟子たち(ヨハネ福音書20:24~31)
「八日後に、弟子たちはまた室内におり、トマスも彼らといっしょにいた。戸が閉じられていたが、イエスが来て、彼らの中に立って「平安があなたがたにあるように。」と言われた。」(ヨハネ福音書20:26)
(7) 十一人の弟子たち(ガリラヤで)(マタイ福音書28:16~20、マルコ福音書16:15~18、第一コリント15:6)
「16 しかし、十一人の弟子たちは、ガリラヤに行って、イエスの指示された山に登った。17 そして、イエスにお会いしたとき、彼らは礼拝した。しかし、ある者は疑った。」(マタイ福音書28:16~17)
(8) 七人の弟子たち(テベリヤの湖畔で)(ヨハネ福音書21:1~22)
「1 この後、イエスはテベリヤの湖畔で、もう一度ご自分を弟子たちに現わされた。その現わされた次第はこうであった。2 シモン・ペテロ、デドモと呼ばれるトマス、ガリラヤのカナのナタナエル、ゼベダイの子たち、ほかにふたりの弟子がいっしょにいた。」(ヨハネ福音書21:1~2)
(9) 五百人以上の兄弟たち(第一コリント15:6)
「その後、キリストは五百人以上の兄弟たちに同時に現われました。その中の大多数の者は今なお生き残っていますが、すでに眠った者もいくらかいます。」(第一コリント15:6)
(10) イエスの兄弟ヤコブと使徒たち全部(第一コリント15:7)
「その後、キリストはヤコブに現われ、それから使徒たち全部に現われました。」(第一コリント15:7)
(11) パウロ(第一コリント15:8)
「そして、最後に、月足らずで生まれた者と同様な私にも、現われてくださいました。その後、キリストはヤコブに現われ、それから使徒たち全部に現われました。」(第一コリント15:8)
(12) 弟子たちと使徒たち(使徒行伝1:4~8)
「イエスは苦しみを受けた後、四十日の間、彼らに現われて、神の国のことを語り、数多くの確かな証拠をもって、ご自分が生きていることを使徒たちに示された。」(使徒行伝1:3)
(13) 昇天を見つめていた弟子たち(マルコ福音書16:19-20、ルカ福音書24:44-53、使徒行伝1:3、9~10)
「9 こう言ってから、イエスは彼らが見ている間に上げられ、雲に包まれて、見えなくなられた。10 イエスが上って行かれるとき、弟子たちは天を見つめていた。すると、見よ、白い衣を着た人がふたり、彼らのそばに立っていた。」(使徒行伝1:9~10)
*** イエス・キリストは十字架に付けられて死に、墓に葬られた後、三日目によみがえった。そして、自分の生きていることを数々の確かな証拠によって示し、四十日にわたってたびたび弟子たちに現れて神の国のことを語った。イエス・キリストの復活は確かな出来事であった。イエス・キリストの復活は、彼が神の御子キリストであることを確証した。イエス・キリストは今なお生きている主である。