メシア

 220px-Samuel_e_david.jpg

サムエルに油を注がれるダビデ。3世紀、ドゥラ・エウロポスの壁画


メシアは、ヘブライ語のマシアハ(משיח)に由来し、「(油[1]を)塗られた者」の意。

出エジプト記には祭司が[2]サムエル記下には王が[3]、その就任の際に油を塗られたことが書かれている。後にそれは理想的な統治をする為政者を意味するようになり、さらに神的な救済者を指すようになった。

メシアのギリシャ語訳がクリストス(Χριστός)で、「キリスト」はその日本語的表記である[4]キリスト教徒ナザレのイエスがそのメシアであると考えている。イエスをメシアとして認めた場合の呼称がイエス・キリストである。イスラム教徒もイエスをメシア(マスィーフ)と呼ぶが、キリスト教とは捉え方が異なっている。

ヘブライ語マシアハがギリシア語にはいってメシアス(μεσσίας)となった。日本語のメシアはメシアスに由来する。メサイアは同じ語に由来する英語。



目次

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%82%A2