イエスが行われたこと
- 使徒行伝10:38~39 -
[インマヌエル 下巻.8-01]
[使徒行伝10:38~39] 「38 それは、ナザレのイエスのことです。神はこの方に聖霊と力を注がれました。このイエスは、神がともにおられたので、巡り歩いて良いわざをなし、また悪魔に制せられているすべての者をいやされました。39 私たちは、イエスがユダヤ人の地とエルサレムとで行なわれたすべてのことの証人です。人々はこの方を木にかけて殺しました。」
*** 弟子は主イエス・キリストにあって自由である。イエス・キリストにある者は、神との新しい霊的な関係(主、父、花婿、友、兄弟)を持つようになる。そして、神が与えてくださる愛を受け、大きな喜びを味わいながら生きていく。
* 私たちの主イエス・キリストが私たちのために行われたことは何か?
1. 救いの奥義を選ばれた者たちに啓示された。
(1) 創造の栄光を啓示された。(新しい創造;救い)
○ キリストに与えられた知恵と知識によって
(2) 神の国について啓示された。
○ 神の御言葉によって啓示された。
(3) 世の国について啓示された。
○ 悪霊の仕業が明らかにされた。
(4) 神の子らに対する神の御計画(福音)を啓示された。
○ 御国を相続することができるために
◈ 神の御心と御計画を啓示される方法
① 神ご自身が直接啓示される。(個人、家庭、共同体)
② 選ばれた者たちを通して啓示される。(王、預言者、祭司)
③ イエス・キリストを通して全世界に啓示される。
④ キリストの弟子を通して教会と全世界に啓示される。
2. 世に福音を宣べ伝えられた。(マタイ福音書4:17)
[マタイ福音書4:17] 「この時から、イエスは宣教を開始して、言われた。『悔い改めなさい。御国が近づいたから。』」
(1) 悔い改めなさい。
(2) 御国が近づいたから。
3. 弟子を立てられた。(マルコ福音書3:13~15)
[マルコ福音書3:13~15] 「13 さて、イエスは山に登り、ご自身のお望みになる者たちを呼び寄せられたので、彼らはみもとに来た。14 そこでイエスは十二弟子を任命された。それは、彼らを身近に置き、また彼らを遣わして福音を宣べさせ、15 悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。
(1) 身近に置くこと
(2) 遣わして福音を宣べさせること
(3) 悪霊を追い出す権威を持たせること
4. 教会を建てられた。(マタイ福音書16:18)
[マタイ福音書16:18] 「ではわたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません。」
(1) 個人(ペトロ=岩)
(2) 家族(マルコの家、ラザロの家)
(3) 地域(エルサレム、ユダヤ、サマリヤ、地の果て)
(4) イスラエル、異邦
5. 世界福音化を始められた。(マルコ福音書16:20、マタイ福音書28:16~20、使徒録伝1:8)
[マルコ福音書16:20] 「彼らは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主は彼らとともに働き、みことばに伴うしるしをもって、みことばを確かなものとされた。」
6. 弟子たちに恵みを与え、使命を与えられた。
(1) イエス・キリストが行ったことを弟子たちにも行わせた。(ヨハネ福音書14:12)
(2) イエス・キリストの御名の権威が与えられた。(使徒行伝3:1~10)
(3) 聖霊の降臨によって力を与え、証人とならせた。(使徒行伝1:8)
(4) 新しい戒めを与え、キリストの愛を知らしめた。(ヨハネ福音書13:34)
(5) 地の果て(地域)にまで、世の終わり(時間)まで証人とならせた。
*** イエスは万物の主であり、彼によって神との和解がもたらされる。神はナザレのイエスに聖霊と力を注ぎ、神がともにおられたので、イエスは巡り歩いて良いわざをなし、また悪魔に制せられているすべての者を癒やした。イエスの病の癒やしと奇跡は、その神性を証した。
